年齢に関係なく、日本人女性の死因で常にワースト5位に入ってくる心臓病。「まだまだ自分は無関係」と過信をしていると、深刻な心臓病に罹患してしまう恐れも……。
しかも心臓病は寒さの厳しい冬だけでなく、実は夏も注意したい病気で、いくつかの習慣によってはリスクが一気に増大してしまうとも分かりました。
そこで今回は、全国健康保険協会の情報を参考に、夏に心臓病を悪化させかねない意外なNG習慣をまとめました。
■1:夏場の水分補給をコーヒーや紅茶などで済ませている
夏場に紅茶やコーヒーで水分補給をしているつもりになっている人は要注意。カフェインを多く含む紅茶やコーヒーは利尿作用もあるため、水分補給のカウントには入らないそうです。
水分が不足すれば血液はドロドロに。血液がドロドロになれば心臓に負担も掛かりますし、血栓ができてしまう恐れも……。
夏場の水分補給は、水分の内容にも注目したいですね。
■2:屋外と5℃以上の温度差がある部屋の中で過ごしている
室温をかなり低くしたオフィスで働いている女性も少なくないと思いますが、実はこの部屋の冷やし過ぎも要注意。
冷房の効いた部屋からランチタイムなどに暑い外に出て、食事後に再び涼しい場所へ戻ってきたとすれば、血管の収縮で血圧や脈拍が影響を受け、心臓に負担が掛かる場合もあるとか……。
外気との温度差は常に5℃以内に抑えられるように工夫したいですね。
自分の一存で冷房の温度を上げられない場合は、衣類を重ね着したり、最も暑い時間の外出を避けたりと工夫してみてください。
■3:暑いからといって極端に運動量が減る
暑いと体を動かしたくなくなりますよね? 普段から心掛けていたウォーキングをさぼるようになったり、普段は歩いていた距離を自動車で移動するようになったりと、夏場に運動量が落ちてしまう人も少なくないはずです。
しかし、運動習慣は動脈硬化、メタボリックシンドロームや糖尿病を予防・改善し、血圧を下げ、ストレスを解消して心臓への負担を軽くします。
水分補給などを他の季節よりも入念に心掛ける必要がありますが、夏場こそ運動習慣を継続したいですね。
以上、夏場に心臓病のリスクを高めてしまうNG習慣をまとめましたが、いかがでしたでしょうか? どれも夏場にやってしまいがちな行動ですので、変えられる部分から変えてみてくださいね。
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