スマートフォンを頻繁に利用する高校生の間で、スマホに対する依存度が高いと、心身の不調を感じる割合が約3倍になることが、埼玉県立春日部高校の村井伸子養護教諭の調査で分かった。
村井教諭は、2013年、県内の高校生約600人を対象に、携帯電話の使用目的や時間のほか、心身の自覚症状など約70項目を4段階の程度に分けて回答してもらい、数値化。その結果、高校生の9割がスマホを持っており、1日3時間以上使用する生徒が6割いた。無料通話アプリ「LINE」は4人に3人がほぼ毎日使っていたほか、ツイッターは6割が閲覧していた。
心身の不調では、「眠い」「目が疲れる」「昼間でも横になりたい」などの項目で数値が高かった。スマホへの依存度が高い上位25%のグループを、残り75%と比べると、不調を示す数値で約3倍の差があった。
(2015年7月14日 読売新聞)
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