気象庁によると、暑さは東日本を中心に14日も続く見通しだが、熱中症を防ぐには何に気をつけたらよいのか。
熱中症予防に取り組む医師らのグループ「教えて!『かくれ脱水』委員会」委員長の服部益治・兵庫医科大教授は、「汗で体から失われる水分や塩分をこまめに補給するほか、蒸し暑い日にはエアコンや扇風機などを積極的に利用して体温を上げないようにしてほしい」と呼びかける。
気温が上がると、人間は汗をかいて体温を下げるが、体から水分や塩分が多く失われると、体温調節機能が作用しなくなる。また湿度が高いと、発汗しても蒸発しにくいため、体に熱がたまって熱中症の危険性が増す。
服部教授は「特に、症状に気づきにくい高齢者や体温調節が苦手な子供には注意が必要だ」と話している。
(2015年7月14日 読売新聞)
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