[ カテゴリー:医療, 生活 ]

水分だけじゃ意味ナシ!? 熱中症対策には●●も一緒に摂らなきゃダメ

熱中症が気になるシーズンになりましたよね。こまめな水分補給が予防策だと知っている方も、すでに少なくないでしょう。

『WooRis』の過去記事「8割の人が足りてない!熱中症対策に必要な“水分量”は1日●リットル」では、熱中症にかかりやすい環境は気温だけでなく湿度にも留意するべき点をお伝えしましたが、しっかりと意識できていますか?

「夏は熱中症になりやすい」とわかっていても、適切な対策ができていない落とし穴って、実はまだまだありそうなんです。

そこで、味の素株式会社ウェルネス事業部が実施した調査情報などを参考に、やっているつもりになっている人が多い、“間違った熱中症対策の実態”をご紹介します。

 

■なんと6割が夏の不調を感じている

30代~50代の男女300人に「夏場の水分補給に関するアンケート」をとったところ、6割以上が、夏場に「めまい・たちくらみ」「倦怠感」「食欲不振」などの体の不調を経験していたことが判明しました。

これって、熱中症の初期症状に極めて似ています! あなたも、気温が上がると、こんな不調を感じることが度々あるのではないでしょうか?

 

■水分と塩分の同時補給実践者はわずか13%

そこで、熱中症対策の実態についてアンケートで聞いてみると、「水分と一緒に塩分も補給すること」を半分近くの45%が適切だと思っているにも関わらず、実践している人はわずか13%に留まっていたのだそう。

熱中症対策には、置かれている環境や状況に合わせた適切な水分・塩分の補給が欠かせません。

ですが実態としては、実践できている人はわずか1/3にも満たないようなのです。

 

■水分だけでなく塩分も補給すべき理由

では、なぜ水分と塩分を同時に摂取することが対策として有効だと思いますか?

松本労働基準監督署によれば、厚生労働省では次のように示されているそう。

<水だけを補給して、塩分を補給しないでいると体液中の塩分濃度が低下してしまいます。

人体には体液中の塩分濃度が低下すると、体内の水分を強制的に排出して塩分濃度を適正に保とうとする機能があります。つまり塩分が不足したままだと、せっかく補給した水分が吸収されずに排出されてしまうのです>

具体的な適量としては、梅干し1個分を意識するといいようです。

その理由として、体液中の塩分濃度は0.1〜0.2%なので、1リットルの水分補給に対し、1〜2グラム程度の塩分を補給するのが理想とされているそうです。

 

いかがですか?

熱中症対策が必要だとわかっているのに、正しく実践できている人は意外にも少ないのが実態なのですね。

水分だけでなく、塩分も摂取できるよう、外出時には梅干しや塩飴なども携行するようにしてみるといいのではないでしょうか。

http://wooris.jp/archives/149833

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