初夏から旬を迎える枝豆は、そろそろ生のものがスーパーの店先に並び始めます。皆さんは枝豆はどうやっていただきますか?普通は塩ゆででいただく方が多いと思いますが、ここでは焼き枝豆をご紹介いたします。
茶豆がお好きな方がおられるかと思いますが、普通の枝豆を焼くだけでも、茶豆に負けないくらいのしっかりとした豆の味が堪能できます。豆の味がしっかりと出るので、サラダやパスタの材料として使っても美味しいです。
材料(1~2人分)
- 生枝豆:100g くらい
- 塩:小さじ1.5~2
作り方(調理時間:15分)
STEP1:枝豆を洗う
枝豆をそのままざっと洗って、汚れを落とします。
STEP2:塩をまぶす
洗った枝豆を軽く水を切って、ボウルに入れて塩をまぶします。塩をまぶした後は、30分くらいおいてください。
STEP3:枝豆を焼く
油をひかずに熱したフライパンに枝豆を散らします。なるべく重ならないように広げてください。
弱めの中火にして、フタをして5分ほど蒸し焼きにします。
5分経ったら、枝豆を裏返してフタをします。弱めの中火のまま、もう片面も軽く焦げ目がつくまで 5分ほど蒸し焼きにします。
豆の大きさによって火を通す時間は変わってきます。表裏で10分焼いた後に食べてみて、まだ固いようでしたらさらに焼いてください。
STEP4:できあがり
お皿によそってできあがりです。さやの中の豆には、ほとんど塩味が付いていませんので、お好みで塩を振ってお召し上がりください。
作り方のコツ・注意点
焼いている間はフライパンをいじる必要はありません。重ならないように枝豆をフライパンに広げて、弱めの火でじっくりと焼いてください。
おわりに
焼いた枝豆が美味しくできあがるのは、酵素の働き方が違うからなのだそうです。
「蒸し焼きと塩茹ででおいしさが大きく異なるのは“糖の作り方”です。枝豆自身は元々、“麦芽糖(ばくがとう)”という糖を含んでおらず、これは加熱する過程で、酵素の働きで作られるものなんです」。
この麦芽糖を作る酵素は、50℃~70℃の間で活発に働きます。塩茹では、沸騰したお湯に入れるので一気に熱が加わりますが、蒸し焼きは徐々に豆に熱が伝わっていくため、酵素が長時間働くんです。
ただ焼くだけなので、とても簡単に作ることができます。油を使っていませんから、フライパンもさっと水で流してこする程度で簡単にきれいになります。塩茹でしたときと本当に味が違うので、生枝豆を手に入れたら、是非、一度試してみてください。
(image by 筆者)