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今のうちから対策を!東洋医学でみる認知症の原因と予防法

高齢化が進むにつれ、認知症も増加してきています。誰にでもリスクはあるのに、予防法となるとわからないという方が多いのではないでしょうか。

認知症の予防は、認知症を引き起こす要因となる病気の予防をすることが最善の方法です。30代40代の方はまだ大丈夫だと思っている方も多いと思いますが、今のうちに手を打っておかないと後で後悔することになるかもしれません。

■東洋医学でも昔から認知症は病気だった

東洋医学では病気の全てを臓器と関連させて考えます。古典書では“喜忘”、“全忘”と言われており、後に“健忘”と言われるようになりました。

この“健忘”に直接かかわる臓器(東洋医学の五臓)は“心”です。精神活動の中心と考えられており、心の機能低下は健忘を引き起こすとされています。

■臓器の機能異常が認知症の誘因となる

しかし他の臓器も密接に関係しています。

“脾”は意思にかかわると考えられています。脾の機能が低下すると消化吸収の働きが落ちて、血などの体に必要なエネルギーの生成能力が低下し、心に負担をかけてしまいます。

また脾は血脈を統括する作用があり、機能が低下すると血液循環機能に影響がでます。これは血管障害等の症状を指しており、現代医学で言うところの血管性認知症の要因と同じ考えだと言えます。

“腎”は脳・髄(骨髄)・骨を養っていると考えられています。また腎は人の生命力の中心で、加齢と共に機能低下しやすくなります。ただ個人差が大きく、腎以外の臓器の影響を受けやすいと考えられています。

“肝”の機能異常も健忘に影響します。イライラしたり、怒ったり、感情が荒れてしまうと肝を傷つけてしまいます。すると機能異常をおこし、自律神経の働きである体内の活動が円滑に行われなくなります。また、体の各部分に送る血の量を状況に応じて調整する役割がありますが、機能が低下すると特に脳に送る血液量が低下します。これは現代医学で言えば生活習慣病に近く、認知症の発症を促すことになります。

■今から予防を考える

東洋医学と現代医学をまとめて考えると、予防法がみえてきます。

認知症のほとんどの割合を占める脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症は、どちらも生活習慣病の予防が重要だと言うことです。生活習慣病は、30代40代のまだ若い男性にとっても他人事ではありませんよね。

脳血管性の場合は脳梗塞が要因で、生活習慣病と関係が深く、糖尿病・高血圧・高脂血症があてはまります。バランスの良い食事と適度な運動が予防になります。

アルツハイマー型の場合は現代医学では主たる原因がまだ不明ですが、悪いタンパク質を脳に溜めないことと、良い精神活動が継続できれば神経細胞死を抑えられ、発病を遅くできると考えられています。

これは東洋医学で言う、“心”、“脾”、“肝”、“腎”の臓器をバランスよく機能させることです。

栄養などのバランスを考えた食事をとり、適度に体を動かす。精神面でも、意欲的に、活発な刺激を受ける。そういった心身ともに健康な生活を送ることが認知症の予防になります。生活習慣は今のうちに改善しておくのが良いでしょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150613-00063239-nkcareism-life

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