「買ってきたばかりのビールをすぐに飲みたい! でももうちょっと冷えたのがいい…」と思った経験はありませんか?
ビールによって最適と言われている温度は様々ありますが、市販のビールがおいしく飲める温度はだいたい4〜8度。乾いた喉に流しこむのが冷えたビールかぬるいビールかでは満足感が全く違います。
しかし、ぬるくなってしまったビールを冷蔵庫で飲み頃の8度まで冷やそうとすると、30分以上もの時間がかかるそうです。
「そんなに待てないよ!」という方のために、今回は簡単にビールを急冷する方法をご紹介します。
ビールを急冷する方法
氷水に塩を入れ、その中で缶を回す
まずはビールの缶がすっぽり入るほどの容器(ボウルなど)を用意し、水と氷を容量いっぱいまでいれます。そしてそこへ塩を入れ、よくかき混ぜます。
あとは塩を入れた氷水にビールの缶を浸けながら軽く2分ほど回すと、早くビールが冷えた状態となります!
氷水に塩をいれると「凝固点降下」という現象が起こり、0度で凍るはずの水の温度がマイナスまで冷えます。さらに缶を回すことによって中のビールの温度が均一に冷えてくれます。
氷水がかなり冷たいため缶を回すのはしんどいですが、冷えたビールをとにかくすぐに飲みたいという方におすすめの方法です。
氷がない場合
缶を濡らして冷蔵庫で冷やす
氷がなかった場合は上の方法よりも時間はかかりますが、キッチンペーパーやタオルを使うことでビールを冷やすことができます。
やり方はキッチンペーパーやタオルを濡らし、それで缶をくるみ冷蔵庫に10〜15分ほど入れるだけ。これは気化熱を利用した方法です。
時間にやや余裕のある方や冷たい水に触れるのは辛いという方におすすめの方法です。
冷凍庫で冷やすのはあまり良くない
缶ビールを冷凍庫に入れて急冷してしまうと、
- 炭酸ガスが凍ってしまい体積が増えるため缶が膨張、最悪破裂してしまう。
- 完全に凍っていなくてもフタを開けると吹きこぼれてしまう。
- 長時間冷やしてしまうと「寒冷混濁」という現象が起こり風味が失われてしまう。
以上の問題が起きる可能性があるため、大手ビールメーカーも推奨していない方法です。気をつけましょう。
もうビールが冷えるのを待たなくていい!
ぬるくてもおいしいビールはありますが、暑い日には冷たいビールを飲みたくなるものです。
仕事で疲れたそんな日は冷えたビールで至福の時間を味わってください!
(image by PresenPic1 2 3 )