そろそろ子どもたちは、入学した学校や新学年などの、新しい環境に慣れてきたころでしょうか。しかし、新学年が始まってしばらくしたこの時期に油断してしまうと、学校の授業についていけなくなる子どもが出てしまうそうです。
人間は、視覚情報に80%を頼っていると言われていますが、実は家でのある場所をきちんと整理することで、自宅での学習がグッと効率的になるんです。
その場所とは、“勉強机”! 勉強机の整理をして、子どもの目に必要な情報だけが入るようにしてあげることで、集中力が高まり、学力アップにもつながるんだとか。
そこで今回は、雑誌『PHPのびのび子育て』2014年3月特別増刊号の「男の子の育て方」の記事を参考に、“集中力を高める机の使い方4つのポイント”を紹介します。
■1:机の上は何も置かない
<机は“場”ではなく“道具”です。使うたびに元の状態にリセットし、軽く掃除を。次に勉強するときに気持ち良くとりかかれます。>
机の上にはついつい、いろいろな物を置いてしまいますが、そうした物が目に入ると、余計な情報が目に入り、どうしても集中力が散漫になってしまうのです。
また、物がいろいろ置いてあると、機能面に関しても、当然制限されます。毎回、使った後はキレイにリセットするようにしましょう。
■2:引き出し別に種類を分ける
<1番上の引き出しには「文房具」、2番目にはその他の「小物」、3番目には「プリント・教材類」を。引き出しごとにざっくり分けておくと、何がどこにあるか覚えやすく、探す手間を省けます。>
簡単にできるルールを作って、引き出しを整理することが大切です。こうすることで、勉強をするときの効率が良くなるため、集中力が上がるようです。
■3:番号順に背表紙を揃えて
<本は番号順に並んでいると見映えが良く、目当ての巻がすぐに見つかります。>
見た目にもキレイに整理することで、子どもの集中力が上がりますし、すぐに勉強に必要な物が見つかりますね。
こうした機能性を上げることで、子どものやる気も引き出せるのです。
■4:“すぐやるモノ入れ”をつくる
<手前の平たい引き出しは原則として空けておき、宿題など、すぐやる予定のモノをしまう場所に。>
こうした習慣づけをすると、効率性がアップします。このような仕組み作りをすることで、集中力も上がるのです。また、机に向かう習慣作りにも役に立つことでしょう。
以上、“集中力を高める勉強机の使い方4つのポイント”でしたが、いかがだったでしょうか? 特に子どもがまだ小さいうちは、机に向かう習慣づけと、集中力を高めることが大切です。
そろそろ、新たな生活環境になれてきたこの時期に、こうした習慣をつけてしまいましょう。きっと勉強も楽しくなるはずです。
http://wooris.jp/archives/135000