内容
事例1
パック型液体洗剤を子どもが握ったら破裂し、洗剤が目の中に入った。目の表面が覆われたので急いで水で洗い流し、治療を受けた。
(3歳 女児)
事例2
高さ1メートルくらいの棚に保管していたパック型液体洗剤を、子どもが箱から一つ取り出して遊んでいたところ飲み込んでしまった。母親が指を突っ込んで吐かせ、牛乳を飲ませた後に病院を受診。
(1歳 男児)
ひとことアドバイス
- 洗濯用パック型液体洗剤のフィルムは水に溶けやすいため、乳幼児が握ったり噛んだりしているうちにフィルムが破れてしまうことがあります。その際洗剤が口や目に入ってしまったという事故情報が、特に3歳以下の乳幼児を中心に寄せられています。
- 洗剤は子どもの手の届くところに置かないようにしましょう。また、高い場所で保管する際には、近くに足場になるものがないよう気をつけましょう。
- 使用後は、必ずふたをしっかり閉めて、保管場所にすぐ戻すよう習慣づけることも大切です。
- 目に入ったり、飲んでしまったりした場合は、以下の対処をしたうえ、医療機関を受診しましょう。
- 対処方法
- 飲んでしまった場合…口をすすがせ、無理に吐かせず、水または牛乳を少量飲ませる。
- 目に入ってしまった場合…こすらずに、すぐに水で10分以上洗い流す。
- 皮膚についた場合…すぐに大量の流水で洗う。付着した衣服は脱ぐ。
本情報は、消費者庁・国民生活センターの公表情報をもとに編集・発行しています。
詳細は、「洗濯用パック型液体洗剤に気をつけて!-特に3歳以下の乳幼児に事故が集中しています-」
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mailmag/kmj-support86.html