ある日、経営コンサルタントの横山信弘氏は、セミナー時にパソコンでのメモを思いきって禁止しました。参加者には必ず手書きでメモをとってもらうためです。
確かに、キーボードなら速いスピードで入力できます。けれども、それはただ聞いたことを文字に置き換えているだけ。脳の思考系が鍛えられていないのです。
◆話に集中できて、要点も見極められる!
人の話を聞きながらメモを取るのは、じつはそんなに簡単なことではありません。手書きの場合、大事なポイントをコンパクトにまとめる必要があります。メモを取ることに精一杯だと、次の話を聞き逃してしまうことも…。
うまくメモを取るためにも、横山氏は、まずメモを習慣づけることを勧めています。無意識にメモを取れるようになれば、話に集中でき、要点もサッと見極めやすくなります。
メモを取ることはどこででもできます。テレビを見ながら気になる情報を書きとめてリスト化するのもいいでしょう。
◆指への刺激で、脳も活性化
登別市立幌別中学校ではHB、B、2Bの鉛筆の使用を推奨しています。指先への刺激が脳を活性化させるだけでなく、シャーペンなど芯の硬い筆記具は、子供の手の骨の発達に悪影響があるからだそうです。
日本人が器用なのは、お箸を使っているからとよく言われます。お箸も鉛筆も、子供のうちに正しい持ち方を身につけさせることが大切。大人になってからでは、なかなか治りません。
◆手指体操で脳のアンチエイジング
NHK「きょうの健康」(2014年11月27日放送)では、いくつかの手指体操が紹介されました。この手指体操は、遅れ指体操、じゃんけん体操など、左右の手を別々に使うことで脳を活性化させます。
人間の脳と体は左右が逆に結びついているため、両手をこのように使うことで、右脳も左脳も活性化するのです。
あなたもちょっとした空き時間にできる手指体操を覚えて、認知症なんてどこ吹く風の若々しい美脳を目指してみませんか。
参考:
「パソコンでのメモ」を勧めない2つの理由(横山信弘)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yokoyamanobuhiro/20150301-00043438/
NHK「健康ホームページ」
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2014/11/1127.html
Mocosuku編集部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150316-00000007-mocosuku-hlth