手足口病とは名前の通り手と足と口に水疱様の発疹ができ、主に5歳以下の小さい子どもがかかる病気です。
その1 手足口病とは?
よく夏の保育園や幼稚園で手足口病が流行っていますと聞きますが、最近は冬でも流行が見られたりと一年中見られる病気になってきました。
その2 なぜ保育園や幼稚園で流行するの?
ではなぜこんなに保育園や幼稚園で流行するのでしょうか。
その1も書きましたが1つの型に対する感染は一生に1回です。そのためまだかかったことのない乳児や幼児が集まっている保育園や幼稚園では集団感染がおこりやすいのです。
また原因となるウィルスはかかった人の鼻水や唾液、便などに存在し、それらが接触して体内に入ることから感染します。
小さい子どもたちは濃密な接触をし、また赤ちゃんはおもちゃなど口にいれてしまったりおしゃぶりしていたりとウィルスが口に入る可能性が高いため、集団感染がおこりやすいと考えられています。
その3 手足口病の治療法、予防法は?
手足口病に有効なワクチンはなく、残念ながら治療は症状に対する治療しかありません。(熱が出たら熱を冷まし、痛みが出たら痛み止め、、といったような。)
基本的には軽い症状の病気なのですが、ごく稀に腱鞘炎や脳炎などの合併症を起こす可能性があるのでお子さんの様子をよく観察してあげてください。
・予防法…
1)手洗いをしっかりする:流水と石鹸でよく洗う、タオルは共用しない。
2)おむつの処理を徹底する:熱や発疹が治まったあともしばらくウィルスを排泄しているため、症状が出ていない子どものオムツでも触ったあとは手洗いを徹底する。自分でトイレに行く子どもであればトイレ後の手洗いを徹底する。
手足口病の予防だけにかかわらず普段から手洗い・うがいを習慣にして、ウィルスをよせつけないようにしましょう!