そろそろ花粉症の季節。スギ花粉を感じ始めた方もいらっしゃるようですね。日本気象協会の発表によれば、2015年春のスギ花粉飛散開始は、例年より早く2月上旬からとのこと……!
花粉症の方は、対策としてすでにイロイロなことに取り組まれていると思いますが、“食べ物”には気をつけていますか?
国際中医薬膳師の吉原典子さんによると、花粉症をますます悪化させかねない“食べ過ぎ注意の食べ物”というのがあるそうです。知らずに、バクバク食べている可能性があるかもしれません。早速チェックしていきましょう!
■同じ環境にいて、花粉症になる人・ならない人がいるのはナゼ?
「同じ環境で生活しているのに、花粉症になる人・ならない人がいますよね。この理由としては、外からの原因、内面からの原因が挙げられます」と吉原さんはいいます。
外からの原因とは、一体何なのでしょうか?
「春になるとよく風が吹きますよね。この風が人体に悪影響を及ぼすと“邪”となり、“風邪(ふうじゃ)”となります。免疫力やバリア機能を低下させるので、”風邪”が花粉症の原因のひとつになるといわれています」
では次に、内面からの原因としては何が考えられるのでしょうか?
「内面からの原因としては、冷たい食べ物や飲み物の暴飲暴食、摂りすぎによる冷え、また、ストレス・過労・睡眠不足などの生活環境によるものがあります。それにより、飲食したものが体内で消化・吸収がうまくできなくなってしまいます。
そこに余分な水分“湿”が生まれ、循環が悪いため、体内に溜まってしまいます。結果的に、免疫力やバリア機能の低下に繋がっているわけです」
上記のとおり、内外からの原因があるようです。花粉症の方はこれ以上悪化させない生活を送ることが大切ですね!
■“消化が悪く内臓を冷やす食べ物”は摂りすぎ注意!
吉原さんによれば、花粉症の方は、消化が悪く、内臓を冷やす“湿”が溜まる食材の摂りすぎには注意が必要とのこと。具体的にはどのような食材なのでしょうか?
(1)甘い物・・・ケーキ、クッキーなどお砂糖をたっぷり使ったようなスイ―ツ
(2)油っぽいもの・・・揚げ物、スナック菓子など
(3)生もの・・・お刺身、サラダなど
(4)冷たいもの・・・アイスクリーム、氷入りの冷やし過ぎの飲み物など
(5)アルコール
上記のものについては、過食に気をつけ、どうしても摂りたい時は量を考えてストレスにならない程度に食べるようにするといいそうです。
以上、花粉症をますます悪化させかねない“摂りすぎ注意の食材”についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
最後に吉原さんは、季節を問わず、身体を冷やさない生活、規則正しい生活が大切と述べていました。花粉症発症時以外の養生も大事ですので、春以降の過ごし方、特に夏の養生も心がけましょうとのこと。ご参考にしてみてくださいね!
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