お子さんの寝起きは良いですか? 最近は夜更かしや生活リズムの乱れなどで、朝起きられない子どもが増えているようです。寒い季節だとなおさら、布団からなかなか出られない……なんてことはありませんか?
実は、こういう寝起きの悪い子どもには、乾布摩擦が良いというのです。
そこで今回は、雑誌『クーヨン』2014年5月号の「わがやの朝活」の記事を参考に、“子どもの寝起きを良くする乾布摩擦の秘密”を紹介します。
■必要なのは布一枚!
<「現代人にこそ乾布摩擦が必要」と語るのは助産師のたつのゆりこさん。マッサージオイルもいらず、布一枚でさっとすむので、じつは忙しい朝にはもってこいのマッサージ法なのです>
“乾布摩擦”、と聞くと、なんだか懐かしい感じがしますね。昔行われていたもの、というイメージがある人も多いかと思います。しかし、これを少し現代風にアレンジして行うと、非常に簡単にマッサージのような効果を得られるというのです。
忙しい朝でも非常に簡単に行えるので、ぜひ寝起きの悪い子どもにしてあげましょう。乾布摩擦で気持ち良く起きられる、というのです。これはぜひ試してみる価値がありそうです。
■現代版“乾布摩擦”は肩甲骨の間をさする
<乾布摩擦は、昔は風邪の予防のために、おもに上半身だけ裸になり、胸の部分を中心に行っていました。しかし現代の子は、ストレスが強い子も少なくなく、そういう子は肩甲骨の間が凝っているので、まずはその部分をさすってあげるのがおすすめです>
昔から行われてきた乾布摩擦を、現代風にアレンジするのですね。確かに、社会状況や環境の変化によって、子どもの置かれている状況も昔とは違いますから、今の子どもの状況に合ったやり方で行うのが、効果を上げるためには必要でしょう。
肩甲骨の間以外には、転びやすい子どもが増えているので、ひざ下から足裏の乾布摩擦もおすすめ、ということです。
しかし、これがなぜ目覚めの良さにつながるのでしょうか。
■朝が苦手な子に乾布摩擦が良い理由
<外界の刺激からからだを守っている皮膚。現代の子どもたちは日常的に電磁波などの刺激にさらされているので、朝起きたときに一度全身をさすってあげると、それだけでからだがリセットされます。また、皮膚を刺激することで脳が目覚めます>
なるほど。これが朝に乾布摩擦をすることで、目覚めが良くなる理由なのですね。もちろん親子のスキンシップを深める効果もあります。
こうやって目覚めを良くしておけば、朝から気持ち良く活動ができるはずです。子どもの寝坊や寝起きの悪さも改善されるのではないでしょうか。
以上、“子どもの寝起きを良くする乾布摩擦の秘密”でしたが、いかがだったでしょうか。難しい決まりも特になく、布で体をさすってあげるだけですので、かなりお手軽にできそうですね。
上記に挙げた以外にも、仙骨、おへそのまわりなどをさすってあげると良いそうです。乾布摩擦、さっそく明日の朝、お子さんに試してみてはいかがでしょうか。
http://wooris.jp/archives/119637