環境省は1月29日、平成27年春の花粉飛散予測(第2報)を発表した。例年と比べ、スギ・ヒノキ花粉の総飛散量は東北や関東、北陸、東海地方で「かなり多くなる見込み」とされている。飛散ピークは四国や中国、近畿、東海、関東、北陸地方で3月上旬から中旬になる見込み。
同省では、花粉症に関する調査研究の一環として、平成16年度より花粉飛散予測に関する調査研究を行っている。夏に日照時間が多く気温が高い場合は、翌年春のスギ・ヒノキ花粉飛散量が多くなる。また、少量飛散年の翌年は花粉の量が増加するという傾向があるという。
前シーズンと比べ、花粉総飛散量は東北と関東、甲信、北陸、東海地方では花粉量がかなり多くなり、近畿地方と中国地方では並かやや多くなる見込み。一方、四国と九州地方では少なくなると予測されている。
例年(過去10年間の平均)と比べると、東北と関東、北陸、東海地方は例年よりもやや多くなり、甲信地方はおおむね例年並み。近畿と中国、四国、九州地方では並みかやや少なくなると予測されている。
花粉飛散がもっとも多くなるピーク時期は、九州地方で2月下旬、四国と中国、近畿、東海、関東、北陸地方で3月上旬から中旬、甲信地方で3月上旬から下旬、東北地方で3月下旬から4月上旬にピークになる見込み。
同省では、花粉の総飛散量等の予測・観測を行い、「スギ花粉飛散開始マップ」にて都道府県毎の飛散開始日情報を順次提供する。また、リアルタイムの花粉の飛散状況は「花粉観測システム(愛称:はなこさん)」にて、2月初旬より情報提供する予定。
花粉症予防対策としては、「マスク、メガネの着用」「こまめな掃除」「洗濯物の部屋干し」などが有効だという。詳しくは、「花粉症環境保健マニュアル2014」に掲載されている。
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