[ カテゴリー:生活, 食育 ]

どうしても嫌いな食べ物を克服する秘訣

どうにも口に合わない食べ物や飲み物があるとしても、諦めないことです。人間だから、好みというものはあります。しかしまた、好みを変えるという能力も持っているのです。

 

既に嫌いだと決めたものを、なぜ好きになるよう頑張ろうなどとするだろうか、と不思議に思うかもしれません。しかし、人によっては、恋人や家族が辛いもの好きで、自分もそれが好きだったらいいのにと思っているといった場合もあるでしょう。友達がみんなビールを飲んでいて、自分もその会話に加わりたいと思うようなこともあるかもしれません。または、ブラックコーヒーが好きではないが、クリームや砂糖などを入れたくもない、ということもあるかもしれません。どんな理由にせよ、好みは望めば変えることはできるのです。

ペンシルベニア大学の文化心理学者であるポール・ロジン氏は、人間が食べ物に向ける態度について長年研究してきました。NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)でのインタビューで、人が、最初は嫌いだったものに対して後に意見を変えるということはよくあることだと説明しました。子供は大抵、初めてトウガラシを食べるときには嫌いますが、年を経るうちに、ほとんど誰でも、スパイシーな食べ物を好むようになっていくものです。ロジン氏はこの過程を「良性のマゾヒズム」と名づけました。

 

 

大人は食べても、小さな子供が欲しがらないものはたくさんあります。たとえばビールとか。他にも、遊園地の乗り物や、怖いものや、映画を観て泣くことなど。これは人間にとっては非常に一般的なことの一例です。(中略)つまり、体は拒絶するようなものでも、徐々に好きになっていくことがあるということです。これは害になるわけではありませんから「良性」と呼んでいるのです。

これは、タバコを好きになるときのようなものです。最初に吸ったときは、ひどくまずいでしょう。ですが、社会的圧力からそれを続ける。そしてその圧力のおかげで、喫煙の機会を得ます。すると、その経験を経ているうちに、タバコが好きになってしまうというのが普通です。人によっては、すぐ好きになることもあります。

なにか新しいことを試すときは、偏見を持たないことです。そして、諦める前に、最低でも2回はやってみるというのが良いでしょう。何かを好きになりたいと思うなら、それを食べて、あるいは飲んで、それを繰り返すということが必要です。英語には「Acquired taste(次第に好きになる味)」という言葉があります。何度も食べてみて初めて理解できる味もある、ということです。

How Do We Grow to Like the Foods We Once Hated?|NPR

Patrick Allan(原文/訳:Conyac
Photo by Agustin Ruiz.

http://www.lifehacker.jp/2015/01/150131acquired_taste.html

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