MCIって?認知症の一歩手前ってどういうこと?といった疑問を持たれる方も少なくないのではないでしょうか?
健常者と認知症患者の中間段階に、MCI(軽度認知障害)という障害があります。MCIは、日常生活には支障がない状態です。しかし、MCIと診断された方の60%が5年後に認知症になってしまうようです。
認知症は、現在治療や投薬により進行を遅らせることはできても、一部の場合を除き完治することはできません※。そのため、MCIの段階で認知機能の低下にいち早く気づき、予防対策を行うことで症状の進行を阻止することはとても大切です。
※:脳腫瘍・慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症・脳血管障害等の外科的治療の対象となる疾患。他にも脳症や、薬の副作用によるせん妄状態など治療可能な状態もあります。
定期的なチェックで、認知症予防を
MCIになったとしても、認知機能低下に対する適切な対策を行うことで、認知症の症状が最後まで出ずにすむケースもあります。
ご自身はもちろん、ご家族や身の回りの大切な人のためにも定期的なチェックをお勧めします。