ここまで2回にわけて、身体にいいオイルを紹介してきました。
「ココナツオイル」「フラックスシードオイル」を取り上げましたよね。それぞれ「中鎖脂肪酸」「ラウリン酸」、「αリノレン酸」というのがキーワードでした。
さて、今回は身体にいいオイルの最後のお話。キーワードは、「オレイン酸」です。
◆意外!あのオイルにこんな効果があったなんて!
「オレイン酸」というとちょっと聞き覚えがあるという人もいますよね。それもそのはず、オレイン酸は私たちのとても身近な「オリーブオイル」にとても豊富に含まれているからです。
身近すぎて気にもとめないオリーブオイルですが、実は私たちの健康にとても役立つオイルなのです。
オリーブオイル、そしてオリーブオイルに含まれているオレイン酸がどんな働きをしてくれるのか、改めて見てみましょう。
・悪玉コレステロールを減らす
・動脈硬化や心疾患を予防する
・便秘を解消する
オレイン酸の効果にはこのようなものがあります。
オレイン酸に関する研究が始まったのは、ギリシャがきっかけでした。ギリシャには心疾患の患者がとても少なかったので、それはいったいなぜなのか、専門家による調査が行われたのです。
そして注目されたのが「ギリシャではオリーブオイルの消費量がとても多い」という事実。その結果、オリーブオイルにたくさん含まれているオレイン酸が、心疾患の予防に役立つことがわかったのです。
◆毎日少しずつ続ければガンコな便秘もスッキリ?
「便秘を解消する」という効果は、ちょっと意外に思う人もいるかもしれません。
オレイン酸は腸で吸収されにくいので、腸を適度に刺激する働きがあるのです。その結果腸の動きがよくなって、便秘が解消されるというわけです。
ちなみに…「その1:今話題のココナツオイル」編でチラッとお話ししましたが、ココナツオイル関連のサイトには「ココナツオイルは便秘を解消してくれる」というようなことがよく書いてありますよね。それはなぜかというと、ココナツオイルにもオレイン酸が含まれているからなのです。
でも、含まれている量はオリーブオイルよりもかなり少なめ。便秘解消を目的にオイルを選ぶなら、ココナツオイルではなくオリーブオイルのほうがいいわけです。
オリーブオイルは私たちの生活にとても身近なオイルですから、取り入れるのはそう難しくはないはず。
「サラダにはオリーブオイルを使うけど炒め物にはサラダ油を使う」という人が多いかもしれませんが、健康のことを考えるなら、サラダ以外の加熱調理にもどんどんオリーブオイルを使うといいでしょう。
特におすすめなのが揚げ物です。オリーブオイルは表面にとどまって食材の中まで浸透しにくいので、よぶんなカロリーも抑えられます。ただ、そうはいっても摂りすぎは禁物。
保管するときは常温で大丈夫。むしろ冷蔵すると固まってしまうので注意しましょう。
フラックスシードオイルなどとは違って酸化しにくいので、風味も長もちします。ただしあまりに長くほうっておくとそれなりに酸化は進みます。開封したら3か月をメドに使い切るのがおすすめです。
◆それぞれのオイルの効果を最大限引き出すには…
さて、ここまで3回にわけて「身体にいいオイル」を紹介してきましたが、取り入れてみたいものはありましたか?
効果が欲しいからといって一度にたくさん食べたり、ひとつのオイルばかりドバドバ使ったりするのはNG。大切なのは、どのオイルもバランスよく、そして適度に使うこと。「いろんなものをちょっとずつ」というのがいちばんいいのです。
Mocosuku編集部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150117-00000003-mocosuku-hlth
シーベリーオイル、シーバックソーンオイル、ヒッポファエオイル全て同じオイルです。オメガ3,6,9とオメガ7不飽和脂肪酸を含む奇跡のオイルですよ。
佐藤
2015年1月20日 8:00 PM