[ カテゴリー:子育て, 福祉 ]

心に残る成人式を 相模原で障害者母ら「祝う会」企画 同窓生捜しなど奔走1年

相模原市内で成人を迎えた障害者を祝福しようと、母親ら有志が18日、市内で障害者のための「新成人を祝う会」を開催する。行政が主催する成人式では障害者らが参加しにくいという実情がある中で、母親らは「心に残る成人式を体験させたい」と、特別支援学校の同窓生らに参加を呼び掛けるなど1年がかりで準備を進めてきた。

企画したのは、障害者の保護者の有志らでつくる「新成人を応援する会」。障害者の次男が今年、成人となった同会代表の藤井恵美子さん(50)は、市の成人式に障害者がほとんど参加していないことを先輩の母親から聞いた。

それは、障害者の保護者が「子どもが式典会場で声を出したり、落ち着いて座っていられない」「親が付き添うわけにもいかない」「同窓生と会う確率が低い」などを理由に、参加自体を遠慮してしまいがちになるからだという。

ところが藤井さんは2013年の成人式シーズンに横浜市内で障害者のための成人を祝う集いが開かれているのを知り「子どもたちにも、お世話になった方々とともにお祝いする場をつくりたい」と決意。知り合いの母親らに声を掛け、祝う会の開催へ動き始めた。

応援する会では、同級生や同じ年の子どものいる保護者らを対象に13年12月ごろにアンケートを行い、障害者のための祝う会を望む人が多いことをあらためて確認。14年1月から準備を始めた。各卒業生の進路先を把握する作業は困難だったが、市内各地にある福祉事業所の協力などを得て多くの新成人に参加を呼び掛けた。

第1回となる祝う会には、新成人44人が出席する予定。会場は同市中央区中央の市総合学習センターで、式典とパーティーの2部構成となる。特別支援学校などでお世話になった当時の教諭らも駆け付ける。

藤井さんは「友だちや保護者、お世話になった先生方と一緒に祝ってあげられる」と笑みを見せる。次女がいる副代表の菅晃子さん(61)は「娘に振り袖を着させたい」と感慨深げ。三男が出席する副代表の大井早苗さん(56)も、「本人が自立に向けて少しでも感じ取ることができる祝う会になれば」と、当日が待ち遠しそうだった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150115-00121103-kana-l14

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