12月1日から31日まで、消費者庁ではインターネットに関連する消費者トラブルを防止するために「インターネット消費者トラブル防止キャンペーン」を実施します。
これに協賛し、国民生活センターではインターネット消費者トラブルに関する情報を紹介します。
趣旨
スマートフォンやタブレットPC等が普及し、気軽にインターネットへ接続できるようになったことにより、オンラインショッピング、映像や音楽のダウンロード、さらにはソーシャルメディアを通じた情報発信等は今やくらしと切り離せないものとなっています。
その一方で、インターネットに関連する新しい消費者トラブルも次々と発生しています。インターネット通販での商品・サービスの購入に関するトラブル、出会い系サイトやオンラインゲーム等に関するトラブルなど、その内容は多様化・複雑化しています。
そこで、トラブルに巻き込まれないために、勧誘手口やアドバイス等をまとめました。
キャンペーン期間:平成26年12月1日~31日
消費者庁 キャンペーンサイト
消費生活相談件数が比較的多い、または社会的関心の高い分野である「インターネット通販」、「口コミ」、「サクラサイト」、「オンラインゲーム」の4分野に重点を置いて、トラブル事例や注意すべきポイント等を掲載しています。
国民生活センターのインターネットトラブル関連情報
インターネットの消費者トラブルに関連した情報を以下にまとめました。トラブルの未然防止のためにご活用ください。
インターネットトラブル全般
詐欺的“サクラサイト”商法トラブル
“サクラサイト”とは、サイト業者に雇われた“サクラ”が異性、芸能人、社長、弁護士、占い師などのキャラクターになりすまして、消費者のさまざまな気持ちを利用し、サイトに誘導し、メール交換等の有料サービスを利用させ、その度に支払いを続けさせるサイトを言います。このような“サクラサイト”でお金を支払ってしまったという相談があとを絶ちません。国民生活センターでは、このような手口を“サクラサイト商法”と呼び注意を呼び掛けています。
子どものオンラインゲームトラブル
スマートフォンやパソコン等を使ってインターネットを介して遊ぶオンラインゲームに関する様々な相談が寄せられています。
最近では、子どものオンラインゲームトラブルが目立ち、子どもの中でも低年齢化の傾向も見られます。子どものオンラインゲームの相談は、オンラインゲーム環境の多様化や複雑化が進んだことでトラブルが顕在しにくく、いったんトラブルとなると解決が難しくなっています。そのため、より一層親等の大人が、機器の機能やオンラインゲームの仕組み、子どもの実態を理解した上で、利用させることが重要となっています。
キャッシュレス決済トラブル
近年、キャッシュレスでの支払い手段が次々に登場しており、クレジットカードやプリペイドカードに代表される電子マネー等を利用する場面が多くなってきています。しかし、現金を用いず、インターネット上でもすぐ買い物できる等の利便性・効率性の陰で新しいタイプの消費者トラブルが寄せられています。
また、様々な決済の仕組みの中に、問題のある業者が入り込んでいて、消費者トラブルが発生したり、プリペイドカード等を不正に取得しようとする悪質業者とのトラブルも見られます。このような状況を背景に国民生活センターでは消費者への注意を呼び掛けています。
http://www.kokusen.go.jp/info/data/in-20141201.html