子育て中の母親は、長子の年齢によってスマートフォンの用途が異なることが、博報堂こそだて家族研究所がまとめたレポートからわかった。長子が0~3歳の母親は「ブログ・SNS」「写真・動画の管理」、10~12歳の母親は「ゲーム」などの利用が高い傾向にあった。
妊娠中~12歳の同居する子ども(長子)がいる20~40代の既婚女性1,079人を対象に1月、インターネットで調査を実施。レポート「デジタル情報機器への接し方」にまとめた。
利用している情報機器は、「パソコン」が最多の89.7%、次いで「スマートフォン」63.0%。スマートフォンの利用頻度は、「毎日(複数回)」が95.3%を占め、「毎日(日に1回程度)」3.1%を合わせると、毎日利用する人が98.4%に上った。
スマートフォンの使用用途は、1位「メール」95.6%、2位「通話」94.0%、3位「ネット検索」85.7%、4位「写真・動画撮影」84.6%と、上位4項目がいずれも8割を超えた。「アプリ」(69.6%)、「ブログ・SNS」(50.1%)、「ゲーム」(47.9%)、「写真・動画の管理」(47.9%)、「動画を見る」(45.0%)、「ネット通販」(39.7%)なども高かった。
スマートフォンの使用用途を長子年齢別にみると、0~3歳は「ネット検索」(91.5%)、「ブログ・SNS」(60.1%)、「写真・動画の管理」(60.6%)、「ネット通販」(47.4%)が、全体平均より5.8~12.7ポイント高かった。一方、長子年齢10~12歳の母親は、「ゲーム」の利用が55.7%と、全体平均より7.8ポイント高かった。
子育て中の母親が興味・関心のある項目は、「子どものしつけ」が93.3%ともっとも高く、「子どもの発育・成長」(91.3%)、「旅行やレジャー」(90.0%)、「普段のお出かけ先」(88.5%)、「子どもの病気・予防接種・医者」(88.0%)などが上位に並んだ。
一方、実際に情報収集している項目では、「料理レシピ」が79.9%と最多で、「旅行やレジャー」(67.6%)、「子どもの病気・予防接種・医者」(66.5%)、「普段のお出かけ先」(66.1%)、「子どもの発育・成長」(64.1%)と続いた。
「興味・関心」と「情報収集」のスコア差を比較したところ、「こどものしつけ」と「子どもの歯みがき、歯科衛生に関すること」が、興味・関心があるのに情報収集できていないという結果になった。この2つの項目では、「興味・関心」と「情報収集」で30ポイント以上の差がみられた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141117-00000004-resemom-life