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あなたの心をむしばむ12の習慣

厚生労働省によると、1996年には43万人だったうつ病など気分障害の患者数は、現在では2倍以上に増加し100万人を超えています。忙しい日々の中、こころの健康を知らず知らずの内に、損なっている人も多いようです。健やかな精神を保つためには、日頃からのセルフチェックがとても重要です。こういった状況を受けて、最近、色々なメディアでも取り上げられる事の多いメンタルケア関連テーマですが、TIME誌(11月3日)が、こころの健康に悪影響を与える12の習慣を紹介しています。自分にあてはまるものはないかチェックしてみるのは如何でしょうか?

こころの健康に悪影響を与える12の習慣とは?
1.「前かがみに歩く」
2.「なんでも写真にとる」
3.「いじめに耐える/人がいじめられているのを見て見ぬふりする」
4.「運動をしない」
5.「ついついモノゴトを後回しにしてしまう」
6.「不適切な恋愛関係におちいっている」
7.「まじめになりすぎる」
8.「眠らない」
9.「ひとりの時間がない」
10.「誰ともしゃべらない」
11.「スマホが手放せない」
12.「いろんなことを同時にする」

12の習慣が意味すること
これら「12の習慣」をみると、こころの健康をむしばむ項目が、多岐に渡っている事がわかります。「眠らない」「運動をしない」「誰ともしゃべらない」等毎日の生活の中で簡単にチェックできるもの、「不適切な恋愛関係におちいっている」「いじめをやり過ごす/人がいじめられているのを見て見ぬふりする」等のように対人関係に関するもの、「いろんなことを同時にする」「ついついモノゴトを後回しにしてしまう」等行動特性に関するもの、「スマホが手放せない」「なんでも写真にとる」等、スマホ普及の産物とも言える今日的な項目等バラエティに富んでいます。つまり、現代人は、こころの健康に対する多くのリスクにさらされているということでしょう。以下それぞれの項目についてみていきます。

前かがみになって歩く
歩き方は感情に影響を及ぼす、とはJournal of Behavior Therapy and Experimental Psychiatryで発表された報告。背中を丸めて前かがみになり、手を余り振らない人は、胸を張って歩く人よりも気分がすぐれないことが多く、また、ポジティブなことよりもネガティブなことをよく覚えている傾向が強いのだそうです。

なんでも写真を撮る
ツイッターやインスタグラムに夢中になっている人には耳の痛い指摘。Psychological Scienceで発表された報告によると、なんでもすぐに写真を撮る習慣のある人は、実際、写真におさめたものをあまり覚えていない傾向が強いそうです。Bastyr University のClay博士いわく「レンズが目の前にあるもののベールになってしまい、そこにそれがあるということを理解しない」。実際、自分の目の前にあるものを何でも写真に撮ろうとする人は、よく見かけますが、そういう人は、深く対象を見る目を次第に失っていくのかもしれません。

いじめに耐える/見て見ぬふりする
いじめが存在するのは、学校だけではありません。Workplace Bullying Instituteによると、アメリカでは実に35%、5,400万人の被雇用者がいじめの対象になっているとか。日本でも、パワハラ、セクハラ、マタハラ等、職場内でのハラスメントは大きな問題になっています。こういったいじめにあっても、やり過ごす事、また他の人がいじめられているのを見て見ぬふりをすることにより、大きなストレスがたまるのです。

運動をしない
運動をしない事が、カラダに悪いことはいうまでもありませんが、こころの健康にも悪影響を及ぼします。JAMA Psychiatryから発表された運動とうつの関係性を研究した報告によると、1週間に3回以上エクササイズをすれば、うつになる可能性を19%軽減できるそうです。また、うつになる人の多くはあまり動くことが好きではないというデータもあるそうです。

今日できることを明日以降に後回しにする
後回しする理由が、面白くないから、やる気分じゃないから、となったらどうしようもないのですが、もし、失敗を恐れてやらない、不安を感じるからやらないといった場合は注意信号です。「Emotional Terrorism:Breaking the Chains of a Toxic Relationshipi」の著者であるLeonard博士は、こういうサインが出た際は、音楽を聴くとか、ジョギングする等して、ストレスを軽減することを推奨しています。

不適切な恋愛関係に陥っている
Leonard博士いわく、「不安障害やうつを抱えている多くの人々は、その原因が恋愛関係にあると気づいていない。不安障害やうつの原因がパートナーとの関係にあることに気づくまで数年を要することもある」。勿論、好んで不適切な恋愛をするわけではないのですが、冷静にパートナーとの関係を見つめる事も必要です。

まじめになりすぎる
生真面目な人は、ミスをしたとき、それがたとえ些細なミスであっても、真剣に捉えがちですが、あっけらかんと笑ってしまったほうが得策である場合も少なくありません。笑いは健康にいいというのは多くの研究で示されていて、不安障害やうつに対する即効性の薬になりえるのです。

眠らない
いうまでもなく、睡眠不足は、フィジカル、メンタルに悪影響があります。ヒトのこころとカラダをリフレッシュさせるには睡眠をしっかりとることが重要です。

ひとりの時間がない
子育て、仕事などの為、ひとりになる時間がないという人は多いかもしれませんが、そういう人は注意が必要です。「1日10分でも1時間でもひとりになる時間、自分だけの時間を作ることで、うつや不安障害がしのびよる危険を防げる」とLeonard博士は言っています。一人で、色々な事を考えたり、ぼ~っとしたり、とにかく他者が邪魔をしない、リラックスできる時間が、人間には必要なのです。

誰ともしゃべらない
連絡をメールやフェイスブック、その他のSNSでしかとらず、実際に交流しないのは心の健康によくないとClay博士は指摘しています。また、サンディエゴを拠点に行動学を研究するMantell博士は「SNSが楽しくでも、人と会って本当の会話することが重要」。どうやらバーチャルなコミュニケーションは、リアルなコミュニケーションの代替とはならないということのようです。

スマホが手放せない
歩きスマホの危険性がうたわれるようになりましたが、あなたはスマホ中毒になっていませんか?電子機器は過剰にヒトの脳を刺激し、心身の休息、リフレッシュを妨げますので、注意が必要です。

いろんなことを同時にする
仕事しながらランチを食べる、テレビを見ながらフェイスブックをしたりメールしたりする…そんな人はよく見かけますが、このような「同時になにかをする」事は、ストレスを増大させるという研究報告があります。

12項目のうち、あなたはいくつ当てはまりましたか? こころの健康を保つために、少し立ち止まって自分の行動を振り返ってみてはいかがでしょう。きっと、もっと健やかに暮らすためのヒントが見つかるに違いありません!!

http://news.goo.ne.jp/article/mocosuku/life/mocosuku-20141110212348340.html

http://news.goo.ne.jp/article/mocosuku/life/mocosuku-20141110212348340.html?pageIndex=2

http://news.goo.ne.jp/article/mocosuku/life/mocosuku-20141110212348340.html?pageIndex=3

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