内容
母を契約者として、二世帯住宅への増改築をリフォーム会社に1千万円で依頼し、既に850万円支払っている。先月末までに完成の約束だったが、途中から業者があまり来なくなった。苦情を伝えると「多額の借金があり、お宅の工事どころではない」と言う。工事が途中で放置されたため雨漏りが起き、別の業者に応急処置を依頼した。何とか住める状況にはなったが、約300万円の応急工事代金も別途請求されている。(契約当事者:60歳代 女性)
ひとこと助言
- 住宅の新築・リフォームで、業者の事情による工事の中断や遅延に関するトラブルが増えています。
- 契約する前には、複数の業者から見積りを取り、費用だけでなく確実に工事が進められるか、などについても十分検討することが重要です。
- 工事が滞った際の備えとして、遅延補償を契約内容に記載するようにしたり、完成保証制度が利用できる場合は、それを選択することも検討したりしてみましょう。
- 費用の全額前払いは避け、完成後の支払いを主とした契約にしましょう。
- 心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。
本情報は、国民生活センターの公表情報をもとに編集・発行しています。
詳細は、「住宅の新築・リフォーム工事等での遅延トラブルが増加-人手不足による放置や、倒産による放棄の事例も-」
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen204.html