朝晩は涼しくなり秋の気配を感じられるようになりましたが、まだ昼間は汗ばむ日もありますね。寒暖の差で体調を崩しやすい時です。夏の生活のまま冷たい飲み物や食べ物を取っていると内蔵を冷やしてしまいます。そろそろ生活習慣も秋へシフトして体を整えていきましょう。
ここでは冷えを予防し、ぽかぽかなカラダをつくるハーバルバス(ハーブ入浴)のレシピを紹介します。
秋の夜長にゆっくりと入浴を楽しみましょう
食欲の秋、読書の秋、芸術の秋・・・
湿気もなく夏の暑さからようやく解放され、気持ちの良い気候で、色々なことに集中して取り組むことができる秋。だんだん夜が長くなってくるこの時期、ゆったりと入浴して心と体をリセットしてみませんか?
入浴とは全身浴(肩まで湯につかる)と部分浴(体の一部分のみ湯につかる)方法があります。ゆっくり時間のとれる時には全身浴、手軽に楽しみたいときや、気分転換には部分浴を、といったように使いわけるとよいでしょう。
ハーバルバスってなに?
ドライハーブの有効成分は入浴によって皮膚の毛穴から入り、毛細血管から体に取りいれられます。入浴で温まることで血液循環が促されて、体のすみずみまで成分が運ばれます。また熱によって蒸発していく揮発性の有効成分の精油成分は、香りとして体に取り込むことができリラクゼーションの相乗効果を得ることができます。
全身浴に、ドライハーブの成分をあらかじめ取り出した侵剤を用いた入浴剤の作り方をご紹介します。
体の芯からぽかぽか美肌ハーバルバスレシピ
<用意するもの>
・ドライハーブ
ジャーマンカモミール10g
ローズ10g
・洗面器
・鍋
・ガーゼ
・ひも
※ガーゼではなく市販のお茶の紙パックなどを使用してもよいでしょう。
1.広げたガーゼにドライハーブを入れてひもでしっかりしばる。
2.鍋に500gの水を入れて火にかける。
3.沸騰したら火を止めてガーゼにくるんだドライハーブを入れる。
4.蓋をして10分蒸らして成分を抽出する。
5.できあがった侵剤(入浴剤)を浴槽に入れてよくかきまぜる。
※ドライハーブの入ったガーゼも一緒に浴槽に浮かべて、入浴中に気になる部分にパッティングして使ってみてください。
※心臓の弱い方や高血圧症などの循環器系疾患のある方は、半身浴や足浴などの部分浴のほうが安全でおすすめです。
※妊娠中の方は体が敏感な時です。半身浴にするなど、無理のない範囲で楽しみましょう。
ジャーマンカモミールに含まれるフラボノイド成分が末梢神経まで血液循環を促して鎮静作用を高めます。古代ギリシア時代から使用されている世界中で愛されているハーブです。
香りの女王といわれるローズには美肌効果があります。収れん作用でお肌を引き締め、夏の紫外線でダメージを受けた肌の新陳代謝を促して若々しさを保ちます。
ぬるめ(38度~40度くらい)の湯加減でゆっくりと入浴するのがおすすめです。ぬるめの入浴は副交感神経を刺激して血液循環を高め、リラックス効果をアップしてあなたを心地のよい眠りに誘うでしょう。
http://mocosuku.com/201409222693/