あなたのうちには犬がいますか? そして、もしかしたら小さいお子さんも?
小さい子どもが飼い犬に噛まれて、大事故をおこすことがありますよね。あなたの家は大丈夫ですか? ハラハラしたことはありませんか?
そこで今回は、英語圏の情報サイト『Parenting eMagazine』『PETS ADVISER』を参考に、親が子どもに教えるべき“犬との接し方”をお伝えしますね。
■なぜ子どもは犬に襲われやすいの?
アメリカでもよくニュースで見かけますが、なぜ子どもは犬に噛まれやすいのでしょうか?
子どもは好奇心の固まりです。なんにでも興味を示し、相手の気持ちを考えずに突き進んでしまいます。
やはり安全のためには、犬がどんな態度をとったら危険なサインなのかを知り、子どもに「こんなことは犬にしちゃダメ!」ということを、キチンと教えておく必要がありますよね。
では、犬が発する危険サインを3つご紹介します。
■サイン1:急に静かになり体をこわばらせている
それまでは機嫌良く子どもと遊んでいたのに、急に静かになり、犬がやたらと体をこわばらせていたり、口をぐいっと引き締めていたりしたら、危険なサインです。すぐに子どもを犬から離しましょう。
■サイン2:うなり声をあげている
犬は口がきけません。ですからいろいろなサインを出すわけですが、子どもにつきまとわれてウンザリしていたら、まずは子どもを避けようとするはずです。それでも解放されないと、次にはうなり声などで威嚇します。これは“攻撃”の一歩手前です!
もしうなり声を聞いたら、すぐに子どもと犬を引き離しましょうね。
■サイン3:子どもが犬の耳を引っ張ったり嫌がることをしてしまう
子どもは何の考えもなしに犬の耳を引っ張ったり、口の中をのぞいてみたりしますよね? もしあなたの犬が大の子ども好きなら問題はないかもしれませんが、全ての犬が子どもを好きだとは限りません。
「あなただって、こういうことされたらイヤでしょう?」という風に、なぜそうしてはいけないのかをハッキリと教えておきましょう。それでもやめない場合には、やはり犬と子どもを離れさせた方が無難です。
■絶対に犬にしちゃダメな行動
それでは最後に、大人でも子どもでも、犬の前では絶対にNGな行動をご紹介します。
・食べている時には、近づかない。(食べ物を守ろうとするから)
・犬の目を見つめない。(挑戦されていると思ってしまう)
・子どもを犬の前では、あまり興奮させない。大声で叫んだり、急な動きをしたり、犬に背中を見せて走り出したりすることはとても危険です。(攻撃本能を刺激するから)
・見知らぬ人の犬に触りたかったら、オーナーのOKをとる。
・食べ物を手から与える場合には、つかまずに手のひらの上に載せてあげる。(食べ物と一緒に手に噛みつかれることがありますよ)
以上、親が子どもに教えておくべき犬との接し方でした。いかがでしょうか?
もし犬が、うれしそうではないのに尻尾を振っていたり、足を開いて胸を前に突き出す格好をしたり、耳を後ろ気味に倒して口をぐいっとひいて犬歯を見せながら低い声でうなっていたりしたら、これは本当に攻撃する直前だということ。
少しずつ距離をとり、走らずにその場を静かに去りましょうね。こういったことを小さいうちから子どもに教えておけば、将来の事故を防ぐことにつながります!
http://news.livedoor.com/article/detail/9276866/