もっと図太い人間だったらどんなに良かったかと思います。同じような人も多いと思いますが、私は子どもの頃からよくいじめられ、浮かない子供時代を過ごしてきました。そんなに外見が良かった訳ではないので(今でも良くはありませんが)、ありとあらゆるいじめの洗礼を受けて育ってきました。
しかし、どんなに辛くても生い立ちを変えることはできません。学食で1人さみしくお昼ごはんを食べ、休み時間にはいじめられ、情緒不安定な不幸な人たちに嘲笑された経験がなければ、今の私という人間にはならなかったかもしれません。ウォルト・ディズニーが、このような経験についてうまくまとめた言葉を残しています。
私の人生に降りかかった、すべての困難や問題や障害が、私を強くしてくれた。その渦中にある時は分からないだろうど、ひどい目に遭うという経験は、あなたにとってこの世で一番良いことかもしれない。
子ども時代の私やウォルト・ディズニーが、嫌なヤツやネガティブな攻撃に対して取ってきた行動は、ビジネスやソーシャルメディア、日常生活でも応用することができます。何よりも、私は強さと図太さを育むことができました。年を取るにつれて、そのようなネガティブな人たちも、単に自分の生活や環境に不満があるだけだということを、理解できるようになってきます。そういった理解は、ネガティブなコメントや批判的な意見に対処するのに、大いに役立ちます。
ネガティブな人たちを無視するのは簡単だとは言いません。誰かから怒りのメールやツイート、コメントなどが送られて来ると、今でも嫌な気分になります。そういうものに対して、反応しないようにすることはできませんが、自分の生活や日常を台無しにさせることもありませんし、そうするべきではないです。今回は、私が嫌なヤツやネガティブなことに対してやっている、3つの対処法をご紹介しましょう。
1. 返信を書き、そして消す
嫌なメールや、ツイートや、Facebookのコメント送ってきた相手には、言いたいことを漏れなく全部ぶちまけた返信を書きます。書き終えたら、大きく深呼吸をして、そしてその返信を消します。嫌なメールやコメントは気にせずに、自分の日々の生活を送ります。たったこれだけのことが、驚くほど効果があります。今度そのようなネガティブなものを受け取った時は、ぜひ試してみてください。数分後には気分が良くなっているはずです。ただし、くれぐれも送信しないように!
2. どうしてそんなに怒っているのか理由を聞く(できるだけ優しく)
これは少し面倒ですし、前線に出ることになると警告しておきます。嫌なメールやコメントを送ってきた相手に、何があなたをそんなにネガティブにしているのか、なぜそんなに怒っているのかと問いただして、うまくいったことがあります。いくつも質問したり、その答えをじっと聞いたりすることになりますが、ある種の人たちに対してはとても効果があります。一歩引いて見て、自分がどんなことをやったのかに気付いて、謝ってくれることがあります。そんなに多くはありませんが、実際にそういう経験がありますし、怒っていた人たちがあなたのファンに変わることもあります。できるだけ柔らかい口調や物腰にするようにして、蜂の巣をつつくことにならないよう気をつけましょう。
3. 送られてきたメールやコメントを友だちに転送して笑い飛ばす
これは、すぐに返信をくれる友だちがいる場合に使えます。携帯のメールやチャットで、送られてきた嫌なメールやコメントを友だちに送り、それに対する不満や思っていることを言います。その友だちが本当の友だちなら、あなたを元気づけてくれるようなことを言ったり、そんなことは忘れた方がいいと背中を押してくれます。親友やいつも励ましてくれる人がいる場合は、大体これで大丈夫です。
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嫌なメールやコメントなどを受け取った時、多くの人はそんなものは無視した方がいいと言います。もちろん私もそう思いますし、それができればうまくいくと思います。ただ、時には何か行動を起こすことで気分が良くなることもあります。無視したつもりでも、何だか気分がモヤモヤしている時は、この3つの方法をどれか試してみてください。
How To Deal With Haters and Negativity|Inc.
Jason Surfrapp(訳:的野裕子)
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http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/bizskills/healthcare/lifehacker_40519.html