ビタミンCは水溶性なので、水に溶けやすいという性質があります。そのため、たくさん摂取しても体内に蓄積されることはなく、過剰摂取した分は尿として排出されてしまいます。サプリメントなどで多めに摂取しても、多すぎる分は体内で蓄積されずに排出されてしまうので意味がないのです。
ここではそのビタミンCの選び方や摂取方法について解説していきます。
ドラッグストアに足を運ぶと、いろいろなサプリがラインナップされています。錠剤のものもあればドリンクタイプ、ゼリータイプなど、好みや希望に合わせて選ぶことができますが、それぞれビタミンCの配合量が異なっているため、気分的には少しでも多く入っている方が体にとっては良いのかなと考えたくなってしまいます。しかし、過剰摂取した分はどんな形態で摂取してもすべて尿となって排出されてしまいます。
平均的な日本人なら、一日に必要なビタミンCの量は100mg程度と言われています。しかしこの数値にはもちろん個人差があるので、もっと少ない量でも体のバランスが保てる人もいれば、もう少し多めに摂取したほうがバランスが良いという人もいるでしょう。また、ビタミンCには高い抗酸化作用があり、疲れたりストレスを感じた時に生成される活性酸素を素早く分解してくれる働きがあります。体内に蓄積しておくことはできない成分ですが、体内の活性酸素の量が多ければ、それを分解するために必要になるビタミンCの量も多くなるため、ストレスを感じやすい人は消費するビタミンCの量も多くなります。ライフスタイルによってストレスレベルには個人差があるため、どのぐらいのビタミンCが毎日必要かは異なります。
それでは、ビタミンCを賢く摂取するには、どんな点に工夫すればよいのでしょうか?まず、水溶性の成分なので、一日に1回だけ摂取するよりも一日3回に分けて摂取したほうが効果的です。一日当たりに必要な目安量が100mgなら、3回に分けて摂取するなら1回あたりの摂取量の目安は30mg程度となります。疲れやすい人やストレスを感じやすい人なら量を多めにするなどして工夫すると良いでしょう。
また、ビタミンCのサプリ商品の中には、ビタミンCだけではなく、他の成分も一緒に配合されているものもあります。これらの成分はビタミンCと併せて摂取すると健康効果が期待できるものが多く、高い相乗効果があるものばかり。どんな成分が配合されているかはそのビタミン商品によって異なるので、成分で商品選びをするのも良いでしょう。
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