あなたはコンタクトレンズ派ですか? それともメガネ派? コンタクトレンズも、昔に比べると、驚くほどに進化し、アメリカでは約1ヶ月間連続装用できるものまであるくらいです。
でも、こういった連続使用のコンタクトレンズ、または使い捨てコンタクトレンズでも、使用方法を守らないと大変なことになってしまうかも……。
そこで今回は、英語圏の情報サイト『SHAPE』の記事を参考に、コンタクトレンズ使用時の注意点を、連続使用が原因で失明してしまったケースとともに、お伝えしますね。
■コンタクトレンズで失明?
つい最近の話ですが、台湾の23歳になる女性が、使い捨てのコンタクトレンズをなんと6ヶ月も入れっぱなしにしたあげくに失明してしまいました。
彼女は、コンタクトレンズを入れたままシャワーを浴びたり、プールに入ったりしていたそうで、医師によると、“アカントアメーバ”というアメーバが、彼女の眼球の表面を食べてしまい、結果として失明してしまったそうです。
カリフォルニアにあるドヘニー・アイセンターの眼科医であるフランシス医師によると、コンタクトレンズをしたままで、水に入ることはとても危険だそうです。
なぜかというと、現在のコンタクトレンズは、空気と同時に水もよく吸収するため、各種の寄生虫、細菌、アカントアメーバなどを、水とともに吸収してしまうからだそうです。
■厳守すべきコンタクトレンズの使用注意点7つ
では、どうしたらこういった事故を防げるのでしょうか? 予防法をいくつかご紹介しますね。
(1)コンタクトレンズの使用法に従い、決められた時間以上に長時間つけっぱなしにはしない、また、外した後は必ず消毒薬の入った保存液につけるなど、減菌を心がける。
(2)お風呂やシャワー、プール、海、湖など、水に入る時には、必ずコンタクトレンズを外す。
(3)たとえ、連続使用できるものでも、夜寝る前には外し、必ず使用期間を守る。
(4)眼科の定期検診には、必ずいく。
(5)エアコンの効いた室内や、飛行機の中など、乾燥したところでは、時々コンタクトレンズ用の目薬をさす。
(6)できれば、UVプロテクション100%のものを使用するか、UVプロテクション100%のサングラスを使用して、黄斑変性症になることを避ける。
(7)アレルギーの悪化を防ぐには、冷蔵庫で冷やした人工涙液タイプの目薬が、効果的。
以上が、夏にはとくに気をつけたいコンタクトレンズの使用法と、知っておきたいケア方法でした。
筆者自身も10代の頃から、コンタクトレンズを使用しています。そして1度、こういった感染症にかかり、失明の一歩手前までいった苦い経験があるんですよ。みなさんは、そんなことにならないよう、十分にお気をつけくださいね!
http://wooris.jp/archives/90819