まだまだ残暑は続きそうです。お子さんがいるご家庭では、お出かけの際には、涼しく、個室空間で移動できる車が便利ですよね。ところが、子どもが車に長時間放置されて、熱中症になるニュースがこの時期よく聞かれるのではないでしょうか。
実は、外気が35℃で車の窓を閉め切った状態で、たった15分で熱中症指数が危険レベルに達する恐れがあるというのです。「ほんのちょっとだけ買い物に……」と、たとえ短時間でも、子どもを車内に残すのは大変危険です。お出かけの際はお気をつけてください。
今回は、夏場に子どもを車内に残す危険性についてお伝えします。
■35℃の場合、エンジン停止後たった15分で危険レベルに
消費者庁が配信している『子ども安全メール from 消費者庁』では、次のように注意を呼び掛けています。
<(中略)特に、自動車内の温度は想像以上に早く上昇するので、ほんの少し車を離れた間に、車中の子どもが熱中症になる危険があります。
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)の調査によると、外気温が35℃の炎天下では、窓を閉め切った車内の熱中症指数は、エンジン停止後、僅か15分で人体にとって危険なレベルに達しました。>
例えば、スーパーの駐車場にとめ、“果物だけを買いに”、“明日の朝ご飯用のパンだけ”などと、急いで買い物に行きたいことがありますよね。小さなお子さんを連れていくと、抱っこが必要だったり、ぐずる可能性があったりと、ちょっと躊躇してしまうものです。
“今せっかく寝たところだから”、“短時間なら大丈夫”などと思ってしまうかもしれませんが、とくにこの暑い時期には、お子さんの身の危険につながりますので、絶対にやめましょう。
■幼児の場合、自分で外に出てしまうことも危険!
小さな子どもは、体温調節がうまくできないだけでなく、たくさん汗をかいても、自分で水を飲むこともできないものです。
また、たとえ動き回れる幼児だとしても、車内に子どもだけを残してしまうと、ロックを解除して外に出て、親を探しまわってしまうという危険性もあります。駐車場はたくさんの車が行きかっているので、非常に危ないですよね。
たとえ短時間だとしても、子どもを車内に残すことのないように、一緒に連れていくようにしましょう。パパとママがいる場合は、“買い物チーム”と“車内に残るチーム“とに分けるようにしたいですね。
以上、小さな子どもを車内に残すと、たとえ短時間でも危険レベルまで温度が上昇する可能性があり、大変危険だということをお伝えしましたがいかがでしたで しょうか。小さな子ども連れている場合は、“短時間でも、親と一緒に行動する”ということを、頭の中に入れておいてくださいね。
http://news.ameba.jp/20140815-474/