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小中学生の親御さん必見!夏休みの自由研究のおもしろテーマをこどもと考えるためのポイント

自由研究と聞くと、大変だった記憶が蘇る親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?自由にしていいよ、と言われれば困ってしまうものですよね。夏休みの宿題に自由研究を出されたお子さんも、きっと困っているはずです。実際、自由研究は大変だから後まわしにしてしまうという声もちらほら。

ですが、自分の興味あるテーマについて調べ始めると、楽しくてのめりこんでしまう子も多いとか。大変な一方で楽しい夏休みの思い出にもなるのが、自由研究なんですね。そのためには、「テーマ決め」に注力する必要があります。

そして、お子さんにとっての自由研究を素敵なものにするためには、親御さんの協力も必要です!楽しくないテーマや大変なだけのテーマを選んでしまわないよう、上手にアドバイスできたら、家族の絆も深まりますよね。

そこでここでは、意外に難しい自由研究のテーマ決めについて、お手伝いポイントを含めてご紹介します。お子さんと力を合わせて、入賞レベルを目指してみましょう!

手伝わなさすぎもダメですが、手伝いすぎももちろんNG。「どこまで手を貸してあげたらいいのか分からない……」という親御さんのために、このチェックマークのコーナーで上手に手助けするためのポイントを挙げておきます。参考にしてみてくださいね。

STEP1:研究対象を決める

自由研究には、研究対象が存在します。いきなりテーマから決めるのが難しいなら、まずは何について研究するのかの研究対象から考えてみましょう!

1:興味があることを思いつくかぎり挙げてみる

お子さんに、最近テレビや本で見て面白かったこと、興味のあることについて、何でもいいので挙げてもらいましょう。思いついたことは忘れないうちにメモします。

親御さんから積極的に提示するのではなく、お子さんから情報を引き出すようにします。「最近行った場所で記憶に残っているのは?」「最近驚いたことは?」など、質問を投げかけてみましょう。

これらの作業を経て、お子さんの興味がありそうなものをピックアップしていきます。例えば「野良猫と遊んだのが楽しかった」という話題が出たら「動物」「ネコ」「ペット」などに興味があるのかもしれません。中学生なら、「消費税も上がったし、お小遣いを上げてほしい」なんて話題から、「消費増税」「不景気」などの研究対象を考えてみてもよさそうです。

「生物」「宇宙」「歴史」などのテーマはみんなが知らないような情報を探しやすいのでおすすめです。お子さんが困っていたらこれらの中からお子さんの関心がありそうなものを提案してあげてください。

2:研究対象を狭める

自由研究では、研究対象を広く設定すると大変です。長いまとめになってしまい構成力が必要になりますし、調べること自体も難しくなります。そのため、研究対象は狭く設定することをおすすめします。

たとえば「ネコ」をテーマに決めたとすると、そのままでは対象が広すぎて、調べるのが大変です。いざ調べても、まとめるのも一苦労。そこで、例えばネコの中でも「野良猫」だけ、「ネコの食べ物」だけ、などと絞り込んでみると、ぐっと研究しやすくなります。

その際、みんながよく知らないものについて調べても見る側の興味を惹くことができないので、「エジプシャンマウ」のような珍しいものよりも、「三毛猫」のような一般的なものを選ぶことをおすすめします。

どのように研究対象を狭めていけばいいのかは、小中学生では見当がつきにくいもの。基本的にはお子さんの自主性に任せながらも、「こんな切り口もあるよ」とたまに提示してみましょう。

3:研究対象を1つに決める

ここまでの過程を踏めば、たくさんの研究対象候補が挙がっているはずです。その中から、実際に研究を進めたい対象を1つ選びましょう。1つが難しければ、2~3つ選んでも構いません。

小中学生は、やりやすいものよりも、難しくてもより興味があるものを選びがちです。実際に研究できるかの可能性を考えながら、アドバイスをしてあげるとよいでしょう。

STEP2:テーマを考える

研究対象が決まれば、いよいよテーマ決めです。自由研究の内容を決める大切な要素です。

1:研究対象に疑問を持ってみる

自由研究のテーマは、基本的には「疑問」から発します。研究対象が狭められたら、その対象について何か疑問に思うことがないか考えてみることで、自由研究のテーマとなります。

例えば研究対象が「野良猫」だとしたら、「野良猫はいつもどこにいるの?」「野良猫ってどうやったら仲良くなれるの?」などの疑問が考えられます。研究対象について、どんな疑問を持っているかを考えてみましょう。

意外な切り口から疑問を考えてみると、おもしろいテーマになることも。例えば「野良猫」×「時計」など、一見あまり関係なさそうなものを掛けあわせてみると、「野良猫ってどうやって時間を認識しているんだろう?」といったおもしろそうな疑問が出てきます。こうした切り口を大人から提示してあげるのもいいですね。

2:研究できそうなものに絞る

STEP1と同様に、実際に研究してみたい疑問を選んでいきます。その際、実際に調べられそうかについて考えて選びましょう。例えば「イタリアの猫は日本のペットフードを食べるのか?」という疑問については、日本で調べるのが難しそうです。

お子さん1人では実現可能かどうかの判断がつかなさそうなら、親御さんがジャッジしてあげてもいいでしょう。

実現可能そうな疑問に絞り込んだら、実際に研究を進めていきたい疑問を2~3つ選んでおきましょう。

STEP3:下調べしてみる

研究してみたい疑問が決まったら、それが本当に研究に値する疑問なのか、下調べしておく必要があります。少し面倒ですが、この下調べで実際の研究はぐっとやりやすくなるはずです。

1:仮説を立てる

仮説を立てておくと研究がスムーズに進みますし、研究前後の見方の違いを比較できるので、まとめの「やってみて分かったこと」が書きやすくなり、研究での発見が多くなります。

仮説を立てるというのは一見難しそうですが、実は「結果を予想する」というとても簡単なものなのです。

たとえば「野良猫はいつもどこにいるの?」という疑問に対しては、「車の下から出てくるのを見たことがあるから、いつも車の下に隠れているのかも!」という仮説が立てられます。大げさな仮説を立てる必要はなく、普段の生活で得た知識だけで予想してみるだけでいいのです。

仮説を立てるのにお子さんが困っていたら、「いつも野良猫とどこで遊ぶの?」などと質問して、ヒントを与えてあげましょう。

2:下調べしてみる

仮説が立てられたら、それが本当かどうかを調べてみましょう。あくまで下調べなので、時間をかけてじっくり調べる必要はありません。身近な大人に聞いてみたり、インターネットで調べてみたりして、短時間で簡単に済ますことをおすすめします。

ここで、仮説と違う結果が出ても問題ありません。むしろ、仮説と違う結果が出る研究の方が、面白くなる可能性があります。

あくまで下調べなので、親御さんがしっかり手伝ってあげてもよいでしょう。小中学生の場合、インターネットで調べものをすることに慣れていないこともありますので、お子さんと一緒に調べてあげるぐらいの姿勢でもいいかもしれません。

STEP4:テーマとタイトルを決める

下調べまでできたら、いよいよ研究を進めるテーマを決めるのみです。テーマを決めたら、一緒に研究タイトルも考えておきましょう。

1:実践できるものに絞り込む

下調べの結果、コストや時間がかかり過ぎてしまうものや危険なものがあったら、テーマの候補から外しましょう。安全に、可能な範囲でできるものに絞り込みます。

コスト面や安全面の判断は、小中学生には難しいかもしれません。特に安全面については、親御さんも厳しくチェックしておく必要があるでしょう。

2:見る側の興味を惹くものを選ぶ

ここまできたら、あとは1つのテーマを選ぶだけです。そこでおすすめなのが、驚き・意外性を意識することです。

誰でも知っているような情報を差し出されても驚きは少ないですよね。「ハムスターはひまわりの種が好きだった!」のような、常識的な結論になるものよりも、驚くような結末になる研究テーマの方が、見る人を楽しませることができます。

絞り込んだテーマの中で、一番驚きの結末になりそうなテーマを選ぶことをおすすめします。

とはいえ、お子さんがやりたいものをやるのが一番。選んだテーマに本人が楽しく取り組めるかどうか、考えてあげてください。もし本人のやる気が続かなさそうなら、そこまで意外性のある結末にならなさそうなものでも、本当にやりたいと思えるものを選べるよう、アドバイスしてあげましょう。

3:タイトルを決める

テーマが決まったら、タイトルをあらかじめ決めておくと、その後の研究が進めやすくなります。下調べの結果も踏まえて、考えてみましょう。

  • 「ひまわりが太陽の方を向いて動くというのは半分ウソだった!」
  • 「一週間はウソ!セミは思ったより長生きだった」

など、「え、そうだったの?!」と驚いてもらえるような意外性のあるタイトルが面白いですよ。

もちろん、研究の結果を見てからタイトルを考えても構いません。ここでタイトルを決めるのが難しそうだったら、無理にやらず、後回しにしてもOKです。

マンガやゲームも自由研究のテーマになる!?

マンガやゲームなどの一見勉強には関係のないようなものにも、自由研究のヒントは隠されています。小難しいテーマに無理して取り掛かるよりも、興味があることの方がお子さんは夢中になって取り組んでくれるはずです。

ここでは例として、小中学生にも絶大な人気を誇る「ONE PIECE」「妖怪ウォッチ」を自由研究に発展させるアイディアをいくつかご紹介します。

「ONE PIECE」を自由研究にしてみよう

「ONE PIECE」は海賊マンガで、実在の海賊をモデルにした登場人物も多いです。お子さんの好きなキャラクターのモデルになった海賊を調べることで、例えば

  • どこまで似てる?「ONE PIECE」のモデルになった海賊たち
  • 「ONE PIECE」の海賊ドレークのモデル、フランシス・ドレークはすごい海賊だった

のような自由研究のテーマを考えることができます。また、子どもにも大人気のキャラクター「チョッパー」はトナカイです。人間年齢で言うと「17歳」と公式で発表されているそうなので、

  • 「ONE PIECE」のチョッパーのトナカイ年齡は?いろいろな動物の年齡の数え方

といったテーマに発展させても面白いですね。

「妖怪ウォッチ」を自由研究にしてみよう

日本の妖怪をテーマにした「妖怪ウォッチ」は、アニメ・マンガ・ゲームとクロスメディア展開しており、特に小学生に人気です。日本の古くからの伝承である妖怪は、自由研究にも発展しやすいテーマです。

例えば、人気のキャラクターを使ったテーマですと、

  • ジバニャンより怖い!日本のネコの妖怪たち
  • キュウビのモデル?中国神話で生まれた「九尾の狐」について

など、キャラクターと実際の妖怪との比較で面白い研究ができそうです。また、キャラクター関係なく妖怪全般についての自由研究なら、

  • 家にいるかもしれない?!身近な憎めない妖怪たち
  • 昔は妖怪の仕業だと言われていた現象まとめ

というテーマも、見る側の興味を惹きそうですね。

マンガ以外でもお菓子やスポーツなど、お子さんが普段から興味を持っていることは、自由研究に発展できる可能性が高いです。「ホットケーキってどこの国で生まれたんだろうね?」「どうして日本代表のユニフォームにはカラスが書いてあるんだろうね?」など、それとなくヒントを出してあげましょう。

注意点

いつから始めればいいの?

観察系の研究など、長い時間をかけて研究するものもあります。どんな研究をすることになっても対応できるよう、夏休みの始めの頃にテーマを考え始めるのがおすすめです。

どうしても何も思い浮かばなかったら?

もし何も思い浮かばなさそうなら、自由研究の本やインターネットで情報を集めてみましょう。本はいくつか見て参考にした方が情報に偏りが出ないので、図書館で何冊か借りるのがおすすめです。インターネットでは学研ベネッセのサイトが情報が多く、わかりやすいので、参考サイトとしておすすめです。

これで準備はバッチリ!

せっかくの「自由」研究ですから、テーマはどんなことでもいいのです。いわゆる「勉強」の枠からはみ出して、興味を持てて、最後までやり遂げられそうなものを選べるようにうまく誘導してあげてくださいね。

実際の研究の進め方については、こちらもご覧ください!

なお、ここでご紹介した方法はあくまで一例です。自由研究なので、お子さんが自由に楽しめるよう、上手に手助けしてあげてくださいね!

(image by PresenPic)

http://nanapi.jp/117109/

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