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甘い話に要注意!「在宅ワーク」の実態と起こりがちなトラブルとは

在宅ワークの仕事求人で“誰にでもできる、簡単に収入が得られる”といった言葉を目にすることもありますよね? でも、そういった甘い言葉には、要注意です!

では、在宅ワークの仕事を始めるにあたって、どんなことに注意すればよいのでしょうか? 今回は、在宅ワークの実態と、仕事を始めるにあたっての注意点について、社会保険労務士の資格をもつ筆者がお伝えします。

 

■1: 全国で在宅ワーカーはどのくらいいるの?

厚生労働省の報告書によると、2008年時点の在宅ワーカーの数は、123万5千人と推計されています。そのうち、“専業”在宅ワーカーは87万2千人、“副業”在宅ワーカーは36万3千人とのこと。

ここ最近は、在宅ワークの仕事求人やサイトが増えていますし、今現在ではもう少し増えていそうですね。

 

■2:在宅ワークでどのくらいの収入が得られるの?

在宅ワークの仕事による平均的な月収は、「5万円以下」が27.7%で最も多く、次いで「10~19万円」が18.5%、「6~9万円」が18%です。

専業主婦をしながらちょっとした収入が欲しいという方、自営業者としてバリバリ稼ごうという方など、人それぞれですね。

在宅ワークを始めるにあたり、どれぐらい稼ぐか、またそれに伴う税金、保険、年金のことをちゃんと把握しておかないとマズイです。在宅ワークに関心のある方は、必ず『WooRis』の過去記事「専業主婦に人気の“SOHO”知らないと損する税金の注意点とは?」のほうもご確認くださいね。

 

■3:仕事はどのように見つけたらいいの?

報告書によれば、在宅ワーカーに在宅ワークをどのような経路で引き受けたか尋ねたところ、「知人の紹介」が27.8%で最も多く、次いで「以前の勤め先」が21.6%、「公募」が16.4%とのことです。

知人の紹介や以前の勤め先経由ですと、自分の人となりや実力などをすでに知ってもらっているところから発注してもらえるので、わりとすぐに仕事が見つけられますし、お互いに安心ですよね。

公募の場合は、求人情報・広告に応募して採用されるところから仕事が始まりますので、上の2つより少しハードルが高いかもしれません。

公募の場合には、事前に高額な登録料、講習料、教材費の支払いを要求する業者には十分注意をしてください。

 

■4:どのようなトラブルがあるか?

在宅ワーカーに、過去1年間に経験した依頼主とのトラブル内容について聞いたところ、「(デザインの変更など)仕事内容の一方的な変更」が最も多く、次いで「報酬の支払い遅延」、「不当に低い報酬額の決定」とのことでした。

また、在宅ワークを始める前のトラブルとしては、仕事の提供と教材の購入がセットになっている場合は要注意です。誰にでもできる簡単な仕事で高収入が得られるなんてうまい話は絶対ありません。

 

以上、在宅ワークの実態と、仕事を始めるにあたっての注意点についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

これまで会社で経験してきたことなどが、在宅で仕事をするきっかけになったりするものです。自分の知識や経験をもとに在宅ワークを始めるにしても、注意しておかないといけないこともありますので、常に情報収集をしたり、仲間のネットワークを作っておいたりすることも大切ですよ。

http://wooris.jp/archives/81161

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