夏の食卓に欠かせないおかずといえば、なんといっても焼きなすです。
旬のなすはみずみずしくて、火を通すととろけるような食感に。油と相性がいいので天ぷらや素揚げして南蛮酢につけたり、ソテーするのもおいしいですが、暑い時期にはさっぱりしたものがうれしいから、焼きなすの登場回数が多くなります。
グリルや焼き網で皮が真っ黒になるまで焼き、皮をむいたら好みの調味料をかけるだけ。手順が簡単なのも台所仕事が億劫な季節にはありがたいですね。
真っ黒になるまで焼くのがたいへん……という人には、早く焼くコツもありますよ。それは皮全体に、刷毛で油を塗っておくこと。油をつけると熱が早く回るから、ふだんの2/3くらいの時間で焼き上がり、時間短縮になるのです。
ついでにコツをもうひとつ。油を塗る前に縦に数本、包丁で切れ目を入れておくと、焼き上がったとき、竹串などをそこからさせば熱い思いをせずにスーッと皮をむくことができます。
焼き上がったなすの味付けは生じょうゆでもいいし、だしで割った割りしょうゆ、めんつゆなどでも。時にはちょっと目先をかえて、オリーブオイルとしょうゆ、バルサミコ酢でイタリアンな味付けにしたり、今回ご紹介したように、万能ねぎや韓国のり、塩とラー油であえれば韓国風のピリ辛焼きなすに。ビールにも合う味なのでぜひお試しくださいね。
[ 作り方 ]
(1) なすの皮をむいて食べやすくほぐす。
(2) (1)と残りの材料を和あえて盛りつける。
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