赤と緑のピーマンでビタミンたっぷり、血液サラサラ
「ドルマ」は、くり抜いた野菜の中にひき肉や米、タマネギなどを詰めたトルコやギリシャの料理。とくにピーマンやパプリカは形状が詰めやすいのでよく使われます。
ピーマンは、野菜類の中でもビタミンＣ含有量がトップクラス。しかもピーマンのビタミンＣは、加熱による損失が少ないことが特徴です。β－カロテンも豊富で、その抗酸化パワーは強力。
とくに赤ピーマンは、ビタミンＡ（β－カロテン）・Ｃ・Ｅが緑ピーマンの２～５倍。苦味や青くささが少なく、ピーマン嫌いでも赤ピーマンは食べやすい、という人もいます。
一方の緑ピーマンは、特有の苦みの元となるポリフェノールの仲間「クエルシトリン」に、脂肪の蓄積や中性脂肪の上昇を抑える働きがあることがわかってきました。また、におい成分「ピラジン」には抗血栓作用があり、血液をサラサラにする効果が期待できます。ピラジンは白いワタの部分に多く含まれています。
[ 作り方 ]
（１）下ごしらえをする
タマネギは耐熱皿に入れてラップをかけ、電子レンジで２分加熱して冷まします。米は小鍋に入れてかぶるぐらいの水を注ぎ、中火にかけます。沸騰したら５分ゆでてザルに上げ、流水で冷まして水気を切ります。ピーマン２種は上部を１ｃｍほど切り、種を除きます。トマトはヘタを取って２ｃｍ角に切ります。Ａ は混ぜておきます。
（２）肉だねを詰める
ボウルにひき肉と Ｂ を入れ、よく練り混ぜます。（１）のタマネギと米を加えてさらに混ぜ、１２等分してピーマンに詰めます。
（３）煮る
鍋に（２）のピーマンを縦にすき間なく並べ、ピーマンの上部をのせます。Ａ を注いで（１）のトマトとオレガノを加え、オーブンシートなどで落としぶたをして中火で３０～４０分煮ます。
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