国民生活センターはこのほど、 インターネットを普段利用しない高齢者などから、「数字選択式宝くじの当選番号を事前に教えてもらうのと引き換えに、高額な情報料や預託金を支払ったが、その後業者と連絡が取れなくなった」といった相談が急増していると発表した。
具体的には、ロト6などの数字選択式宝くじの抽選結果の掲載のタイミングが、インターネットと新聞で時間差が生じることを悪用して、抽選結果をすぐにインターネットで確認できることを知らない消費者に対し、発表されていない当選番号があたかも事前に入手できるかのように思い込ませてお金をだまし取る手口が横行しているという。
数字選択式宝くじの当選番号詐欺に関する相談件数は、2010年度8件、2011年度43件、2012年度280件、2013年度703件と、2012年度以降急増している。
岩手県の70代の女性は、「数字選択式宝くじの情報案内をしている」と電話を受け、1ヵ月分の情報料375万円を支払い、業者と連絡がとれなくなったという。
国民生活センターは、「宝くじの当選番号が事前にわかることはない」「”当選番号を事前に教える”という電話はすぐに切る」と、注意喚起している。
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