厚生労働省が4日に発表した2013年の人口動態統計で、徳島県内の人口10万人に対する糖尿病での死亡率は17・6人と、6年連続で全国ワースト1位だったことが明らかになった。
死亡者数、死亡率ともに前年より減ったものの、死亡率では全国平均を大きく上回っており、県健康増進課の鎌村好孝課長は「残念な結果。野菜の摂取量増加を呼びかけるなど、病気を防ぐ取り組みを根気強く続けていくしかない」と話している。
統計によると、同年の糖尿病による県内の死亡者数は135人で、前年より8人減。死亡率は17・6人で前年より0・9人減ったものの、全国平均(11・0人)を6・6人、上回った。
県内の糖尿病による死亡率は、07年のワースト7位を除き、1993年から同1位となっている。県は小売店などと協力し、県民に野菜摂取量を増やすよう呼びかけたり、野菜を使ったレシピコンクールを開いたりして「食」の面からの改善を働きかけ。運動不足を解消してもらおうと、徳島大と連携して阿波おどりの動きを取り入れた体操を考案した他、各地でウォーキングイベントを開催するなどしている。
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