「膀胱炎」について、女性なら一度はなったことや聞いたことがあるのではないでしょうか?
それほど女性に身近な病気である膀胱炎。ここでは、膀胱炎と性行為との関係について簡単に解説します。
膀胱炎は女性に圧倒的に多い病気です。女性の尿道は4センチ程度で男性の15センチと比較するととても短かく、侵入した細菌がちょっとしたことで膀胱に侵入してしまいやすく、簡単に繁殖してしまう構造になっているのです。
特に、販売職や接客業の女性などはタイミングが難しく、トイレを我慢してしまいがちという声をよく聞きますが、尿意を感じているのに我慢してしまうと、細菌が尿によって洗い流されることなく残ってしまい繁殖して膀胱炎になってしまうのです。
膀胱炎の症状として代表的なものは、トイレの回数の増加・排尿後の痛み・残尿感などがあります。こうした症状がある場合には、まず膀胱炎を疑います。 膀胱炎は軽度であれば水をたくさん飲んでこまめにトイレにいくようにしていれば治ることがほとんどです。 気になる症状を感じた場合には、トイレを我慢しないこと、菌の繁殖を防ぐため、清潔を保つようにしましょう。
しかし、膀胱炎は自分1人で清潔にするように意識していても治らないことがあります。それは、パートナーとの性行為も関係していると言われています。
膀胱炎は女性の中でも20~30代くらいが最もかかりやすいのですが、これは性行為の回数が多い年代とも重なっています。
性行為の際に膣や肛門周辺についている大腸菌などの細菌や、パートナーの手についていたり唾液に含まれている細菌なども膀胱に侵入しやすい状態になります。
そのため、シャワーを浴びずに、不潔な状態で性行為をしてしまうと、細菌が侵入しやすくなります。 また、性行為の前のシャワーだけでなく、その後のシャワーも大切です。
膀胱炎を予防するためには、ついてしまった細菌をきちんと洗い流すためにシャワーを浴びるようにしましょう。
また、排尿することは尿道に侵入した細菌を洗い流す役割もありますので、行為後に尿意を感じるようであれば、性行為の前後でついてしまった細菌を溜めてしまわないよう我慢せずにトイレに行くことも大切です。
膀胱炎は体の抵抗力が低下している時に、特になりやすいものです。
そのため、バランスの良い食事や規則正しい生活習慣を心がけることで、体の抵抗力が落ちないようにしておくこともとても大切です。
膀胱炎にならないためには清潔を心がけるということが第一ですが、その際にはパートナーにも協力してもらうことが重要です。
MocosukuWoman編集部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140602-00010004-mocosuku-hlth










