皆さんの中にも、常に頭痛薬を携帯している人は少なくないかもしれません。頭痛薬を飲めば症状が治まるので、放置してしまいがちな頭痛。しかし、痛みが起こっているということは、体に何か不調がある証です。
実は、頭痛が起こる場所によって、体のどこが不調なのかが分かります。また、その原因として、何を食べ過ぎているかも分かるのです。
今回は、マクロビオティックの食事法に基づき、頭痛が教えてくれる体の不調と、食べ過ぎているものをチェックしていきましょう。頭痛の場所別に不調箇所と食べ過ぎなもの、対処法が分かります。
■1:頭のてっぺんが痛い、締め付けられる痛み
この場合は、腸が弱っているサイン。卵や動物性食品を食べ過ぎていると考えられます。まずは、卵や動物性食品を控え、便をしっかり出すことを意識しましょう。
対処法は、第一大根湯を飲むのがおすすめ。第一大根湯は、大根おろし(大さじ2分の1)、しょうがおろし(少々)、しょうゆ(大さじ2分の1)を湯のみに入れて、熱い番茶(200cc)を注いだもの。発熱や肩こりにもよいですよ。
■2:頭の左側が痛い
側頭部が痛い場合は、肝臓に負担がかかっており、脂肪の代謝が悪くなっている証拠。左側が痛いときは、砂糖や果物、スパイスなどの刺激物を食べ過ぎていることが多いです。
肝臓の代謝力を上げるために、 まずは先ほど紹介した第一大根湯を飲みましょう。しばらくしたらリンゴの果汁、しいたけスープを飲みます。しいたけスープは、200ccの水と干ししいたけ2個程度を、中火で約20分煮出して、しょうゆを数滴たらしたもの。
これを毎日飲み続けると、脂肪の代謝がよくなりますよ。
■3:頭の右側が痛い
頭の右側が痛い場合は、肉類、卵、チーズ、塩分の多い食べ物、小麦粉を使ったお菓子、スパイスなどの刺激物を食べ過ぎていると考えられます。対処法は、上記の2と同じです。
■4:後頭部が痛い
腎臓がタンパク質を代謝しきれていないと、後頭部に頭痛が出やすいです。動物性の食品、塩分の多い食べ物、パンなどの小麦粉を焼いたものを食べ過ぎていると考えられます。
しいたけスープを飲んで、タンパク質の代謝を上げるとよいです。
■5:こめかみ辺りが痛い
この場合は、胃腸の疲れが原因と考えられます。砂糖、チョコレート、果物などの甘いもの、アルコール類、頭痛薬を取り過ぎているかもしれません。痛みが出たら、番茶に梅としょうゆを少々入れて飲みましょう。作るのが面倒な場合は、梅干しを食べるだけでもよいです。
頭痛の原因は、食べ過ぎの影響もあります。頭痛薬を飲んで終わりではなく、自分の不調と向き合って、食生活を見直してみてくださいね。
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