暑い季節に向かってくるとピリ辛味がおいしく感じられます。
唐辛子の辛味のきいた料理を食べるとじんわり汗ばんでくるから体温め効果が高いと思いがちですが、汗をかくとその汗が蒸発するときの気化熱によって体温が下がります。
だから唐辛子や唐辛子の仲間、七味や豆板醤、ラー油、コチュジャンなどを使った料理は夏の暑さにオーバーヒートした体の強い味方。適度に取り入れるといいですね。
さて、辛い料理のなかで人気のあるのが麻婆豆腐です。ふつうは挽肉と豆腐でこしらえますが、今日はいつも台所に常備されている乾物二つを組み合わせたレシピを紹介します。
肉がわりになるのがきざんだ切り干し大根、豆腐がわりは高野豆腐。
切り干し大根からうまみが出るから、スープのもとを使わなくてもおいしく仕上がりますよ。買い物に行けない時などにも便利なレシピ、ぜひお試しくださいね。
[ 作り方 ]
(1) 高野豆腐は水に1分浸して水気を絞り、サイコロ型に切ります。玉ねぎはみじん切り、切り干し大根は洗ってみじん切り。にんにくとしょうがもみじん切りに。a を混ぜ合わせておきます。
(2) フライパンにごま油を熱してにんにくとしょうがを炒め、香りがたったら玉ねぎを炒めあわせます。玉ねぎがツヤッとしてきたら切り干しと高野豆腐を入れ、a を流し込み、とろみがついたら火を止めます。
(3) 白胡麻を混ぜ込んで盛りつけます。
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