東京電力福島第一原発事故当時、18歳以下だった福島県民に県が実施している甲状腺検査で、県立医大は19日、新たに17人が甲状腺がんと診断されたと発表した。
既に公表した33人と合わせ、計50人になった。いずれも手術後の経過は良好だという。
甲状腺がんの疑いも含めると計89人となり、検査を受けた県民29万5511人(3月末現在)の0・03%に当たる。県立医大の鈴木真一教授は、「放射線の影響とみられる症例は見つかっていない」と述べた。
(2014年5月20日 読売新聞)
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