もう使わない・使えなくなってしまったUSBメモリを破棄する際の正しいやり方をご存知ですか?
うっかりメモリの中身を読み取られてしまったりしないよう、壊すべき箇所をしっかり確認して捨てることをおすすめします。
1. ケースを外す
差し込み口の付け根を親指で曲げて、USBメモリのケースを外します。
2. 壊すべきチップを確認
差し込み口を左に向けたときに右側にある大きめのチップがデータ保持用のフラッシュメモリ。左側の小さいチップはコントローラ。
データを消すには、確実に、大きめのフラッシュメモリを狙います。フラッシュメモリは複数実装されている可能性もありますが、その場合は全部壊さないとダメなのでよく確認しましょう。シールの裏に隠れていることもあります。
3. 壊す
工具は何でもいいのですが、基盤ごとチップをしっかり挟めるものを使います。挟んだらしっかりねじ切る、押し切るなどして確実にチップを破壊しましょう。
4. 完了
しっかり破壊されたら完了です。各自治体のルールに沿った方法でゴミとして処分しましょう。
注意するべきポイント
コントローラや周辺回路を破壊されると、そのUSBメモリは読み書きできなくなります。でも実はフラッシュメモリのチップさえ無事なら、外して他のメモリに移植すればデータを読めてしまいます。
つまり、この画像のような状態(正しくチップを破壊していない状態)ではまだデータを吸い出される危険性があるということです。
確実にフラッシュメモリのチップを破壊するようにしましょう。
(image by 筆者)