私はベジタリアンで、この連載でも植物性100%のレシピを紹介してきていますが、野菜だけでこしらえても見栄えがよく、たれさえ工夫すればどんな野菜を使ってもおいしく仕上がる便利なメニューが生春巻きです。
細切りのレタスやキャベツ、薄切りの玉ねぎ、ざく切りのクレソンなど、生で食べられる野菜ならそのままで。もやしなどならサッと茹でてからライスペーパーに包むだけだから、調理もカンタン。
火を使うのがおっくうになってくるこれからの季節には特に助かるレシピです。
たれはそのときの気分次第で、市販のスイートチリソースでもいいし、コチュジャン、しょうゆ、酢をあわせたピリ辛韓国風のたれもよし。レモンしょうゆに七味を振っただけのたれもさっぱりしていいものです。
今日ご紹介するのは、練り胡麻とみそ、酢を混ぜたこくのあるたれ。お好みでここにラー油を加えてピリ辛にしてもおいしいですよ。
具材はあり合わせで結構ですが、ほろ苦い春菊にごまをたっぷり混ぜると、こくのある練り胡麻のたれに良く合います。
[ 作り方 ]
(1) 春菊は洗って根本の固い部分は落とす。にんじんは細切りに。a をあわせてたれを準備する。
(2) 春菊とにんじんをボウルに入れて白粒ごまを混ぜ込む。
(3) ライスペーパーをサッと水にくぐらせて軟らかくし、2の野菜をのせて包む。食べやすく切り分け、a のたれをつけながらぞうぞ。
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