頬にはほうれい線が深く刻まれ、髪のボリュームは減り、アゴまわりにはでっぷりと肉が乗る……ある日、鏡を見て気づく中年男の現実はあまりに悲惨だ。本誌は医療の現場に立つ美人女医45人を取材。30~40代の男性が若さを保つための秘訣や女性に嫌われる要因について、頭のてっぺんからつま先まで教えを請うた。
<美人女医に聞いたモテない体の特徴2位・メタボリック>
◆メタボの根本治療は食生活から!糖質制限で内臓脂肪を燃焼させる
健康診断に引っかかり相談に訪れるメタボ患者の多くが「食べていないのに痩せない」と嘆くのだとか。しかし、『1:2:3の見ためバランスだけでゆるゆる糖質オフダイエット』という著作があり、メタボ対策のダイエット外来も行っている関由佳先生は、「それこそが痩せない体になる原因で、悪循環の始まり」だと指摘する。
「痩せないとおっしゃる患者さんの食事をチェックすると、炭水化物が7~8割という方が多い。要は食べてないのに痩せないのではなく、炭水化物ばかり食べているから痩せないんです」
そこで効果的なのが炭水化物の量を減らす食事療法、つまり糖質制限ダイエットだ。狙いは、体内で起きる悪循環を断つことにある。
「通常、食事をすると血糖値が上昇します。するとインスリンが分泌され、糖質をエネルギーとして血糖値を下げようと働く。しかし糖質をとりすぎると、逆にインスリンは糖質を脂肪として蓄えてしまいます。そこで糖質を控えて血糖値の上昇を抑え、インスリンの過剰分泌を防げば、内臓脂肪の減少に繋がるのです。糖質を多く含む炭水化物はなるべく控え、そのぶん野菜を多く食べる。これだけでもずいぶん変わってきます。糖質制限の効果は女性より男性のほうが早く出るので、ぜひ試してみてほしいです」
1食分の目安となる量の基準は、自分の手の大きさなのだとか。
「ご飯は拳1個分、肉や魚は手のひらの大きさや厚さ、100g程度が適量。あとカロリー表示よりもまず栄養素をチェックするように心がけて。小麦粉や砂糖が最初に表示されているものはほぼ糖質なので避ける。ただし、極端に糖質をとらないのも脳の働きを低下させることになるので、神経質になりすぎず、ゆる~くやるのがポイントです」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140517-00620137-sspa-soci