年度替わりの4月や5月は健康診断を受ける方が増える季節です。
“検診”と一口にいっても男女の性差や年代によって、受けてほしい検診は色々と変わってきます。ここでは、性別・年代別のオススメ検診について、簡単に解説します。
まずは、ぜひ受けてほしい検診についてです。
・30代前半:胃カメラまたは胃のバリウム検査、腹部エコー(肝臓)
・30代後半:安静時心電図、胃カメラまたは胃のバリウム検査、腹部エコー(肝臓)
・40代:安静時心電図、胸部単純X線撮影・喀痰細胞診、胃カメラまたは胃のバリウム検査、腹部エコー(肝臓)
この他30歳を過ぎたらリスクに応じて追加したいのは、肺がん・大腸がん・肝臓がん・心臓疾患に関係する検診です。
30歳を過ぎたら消化器系のがん検診を、40歳を過ぎたら生活習慣病のリスク対策として検診を受けるとよいでしょう。
まずは、ぜひ受けてほしい検診についてです。
・20代:乳腺エコー、子宮頸部細胞診
・30代前半:乳腺エコー、子宮頸部細胞診、胃カメラまたは胃のバリウム検査、腹部エコー(肝臓)、骨密度検査
・30代後半:乳腺エコー、子宮頸部細胞診・経膣エコー、胃カメラまたは胃のバリウム検査、安静時心電図、腹部エコー(肝臓)、骨密度検査
・40代:乳腺エコー・マンモグラフィ、子宮頸部細胞診・経膣エコー、胃カメラまたは胃のバリウム検査、胸部単純X線撮影・喀痰細胞診、安静時心電図、腹部エコー(肝臓)、骨密度検査
このように、年代を重ねるごとにオススメの検診は増えてきます。同じ30歳代でも前半に比べると後半は経膣エコーや安静時心電図などが増えています。
これは、女性は35歳を境目として、身体の変調をおこしやすいためです。
また、男性に比べると検診の数が多いことが分かりますが、これは女性特有の疾患、例えば乳がんや子宮がんなどは、35歳~40歳代で患者数が増えてくることを示しています。女性は色々と大変ですよね。
さらに、この他にも30歳を過ぎたらリスクに応じて追加したいのは、肺がん・肝臓がん・大腸がん・心臓疾患に関係する検診です。
全てを受けるのは大変かもしれませんが、例えば1年おきに乳房と子宮の検診を交互に受けるとか、いっそのこと人間ドックで必要な検診を全て組み込んで受けるとか、方法は色々ありますよね。
がんや心臓疾患・脳疾患に対するリスクをどれだけ持っているか、ということです。アナタはいくつ当てはまりますか?
・肺がん:喫煙者である、血縁者にがん患者がいる(いた)、慢性的に咳や痰・胸の痛みがある、粉じんなどを吸い込みやすい環境で働いているなど
・肝臓がん:お酒をよく飲む、肝硬変を指摘されたことがある、B型・C型肝炎ウイルスに感染しているなど
・大腸がん:肉ばかり食べる(野菜を食べない)、食事が不規則、便秘がち、お腹が張る・おならが出る、血縁者にがん患者がいる(いた)、座っている時間が長い、肥満気味など
・心臓疾患:時間に追われていつもイライラしている、喫煙者、肥満、脂っこいものが好き、高脂血症・糖尿病・高血圧などがある、運動不足、血縁者に心臓病歴がある人がいる(いた)など
・脳疾患:喫煙者、肥満・脂っこいものが好き、高脂血症・糖尿病・高血圧などがある、運動不足、不眠・睡眠不足、過労、職場や家庭にストレスを抱えている、いつも緊張している、血縁者に脳血管の病歴がある人がいる(いた)など
これらのほとんどは、遺伝的な要因もありますが、いわゆる“生活習慣病“を起こしやすい状態にあれば、誰でも当てはまるかもしれません。毎年いくつもがん 検診を受ける必要はありませんが、自分のリスクが高そうだと思ったら、主治医と相談しながら進んで検診を受けてほしいと思います。
また、年齢が若くても、また、生活習慣病などがなくても心筋梗塞やがんになることはあります。自分のからだの状態に気を配り、体調の不良があれば検診の結果にかかわらず医療機関を受診することも大切です
MocosukuWoman編集部
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