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【妊娠初期に気をつけたいこと:その9】妊娠前から摂っておこう!妊娠と葉酸の関係

妊娠中に積極的に摂りたい栄養素の1つに、葉酸があります。
ここでは葉酸の働きとは何か、いつ頃どれくらいとるのが良いのかなどについて、簡単に解説します。

【特集】妊娠初期:妊娠と葉酸の関係

◆葉酸の働き

数多くある栄養素のうち、葉酸のもつ最も重要な働きとして、ママの血液を作るを助ける、というものと、それにより赤ちゃんの「先天的な障害を予防する可能性がある」というものがあります。
お腹の中で赤ちゃんが成長する過程で、脳と脊髄が出来上がる時期があります。この時、十分な葉酸がママの身体にないと、神経管閉塞障害(二分脊椎など、正常に脳と脊髄が出来上がらない状態)になる可能性が高くなることが知られています。
このため、厚生労働省も「妊婦の葉酸摂取」を推奨しているのです。

◆いつとるのがベスト?取ってはいけない時期はある?

葉酸の摂取として最も重要なのは「赤ちゃんの脳と脊髄が出来る頃に十分な量の葉酸を身体の中に蓄えておくこと」です。
葉酸は食事などから摂ることもできますが、食べたからといってすぐに身体に蓄えられるものでもありません。

厚生労働省の指針によると、「妊娠を計画している女性は、妊娠前およそ1か月から、妊娠3か月までは積極的に摂ること」とあります。

つまり、妊娠前から葉酸を含む、栄養バランスのとれた食事を心掛ける必要があります。

この3か月という目安は、赤ちゃんの脳と脊髄の基本的な部分が出来上がる時期によるものです。赤ちゃんは妊娠が成立し、およそ7週目くらいには、脳と脊髄の基本的な部分が出来上がるといわれています。つまり妊娠2か月目の終わりごろが、最も葉酸を必要とする時期なのです。

一方、葉酸を摂ってはいけない時期は特にありませんが、過剰にとりすぎるのもよくないので、サプリメントを使う場合は一日の使用量をきちんとまもりましょう。食事から積極的に摂る分には、特に問題はないとされています。

◆含まれる食材って?量はどれくらいとる?

葉酸は、比較的水に溶けやすく、熱にも弱いという特徴があります。葉酸を多く含む食品としてはホウレンソウがその代表ともいえますが、ホウレンソウをゆで て調理すると、葉酸の量はおよそ半分まで減ってしまいます。
また、豆類や野菜・果物にも多く含まれ、例えばきなこ、枝豆、モロヘイヤ、アスパラガス、焼き 海苔・味付け海苔、ライチなどは比較的葉酸を多く含む食物です。
しかしこれだけを摂り続けるのは難しく、調理方法によってはかなり葉酸が溶け出してしまうこともあります。
葉酸の1日の摂取量は、およそ0.4mg程度です。食事から摂ろうとすると、効率的にはおよそ50%程度になるそうです。

一方、妊婦にお勧めされることの 多い栄養補助食品(サプリメント)の場合は、およそ85%くらいが身体に取り込まれる効率といわれていますので、食事で足りないと思ったら、葉酸のサプリメントを利用するのも良いでしょう。
ただし、マルチビタミン剤で葉酸を必要量取ろうとした場合、ビタミンAやビタミンDなどの脂溶性のビタミンが過剰に摂取される可能性があります。
1日の摂取量には十分注意し、決められた用量を守りましょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00010001-mocosuku-hlth

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