ご紹介した「マッチングサイト」とは、サービスを提供したい人と受けたい人をネット上で仲介するサイトのことです。ベビーシッターに預けた2歳の男の子が亡くなった事件で注目を集めました。番組では、マッチングサイトを通じて、ネットで知らない人に出会う利用者を取材し、そこに潜むリスクや注意したい点などをお伝えしました。
もし何かトラブルが起こったとしても、マッチングサイトの運営者は、基本的に責任を負ってくれません。多くのサイトの利用規約にも、それが明記されています。
トラブルのリスクを回避するために必要なことを、ネットの危機管理の専門家、田淵義朗さんに伺ったところ、
(1) サイトの運営者が、登録者の情報を、身分証やできれば面接によって確認しているかどうか、確かめてください。
(確かめていることを明示しているサイトもあります)
(2)いきなり会うのではなく、まずは電話やメールなどで、どんな人物なのか直接、確認してください。
安心できなければ利用すべきではありません。
(3)その人物のサイト内での過去の評価を確認すること。
過去に会ったことのある利用者からの評価が参考になります。
さらに、そのサイト自体の評判も確認するといいそうです。
最低限、この3つは守って欲しいということでした。
しかし、これでも万全とは言えないとのこと。マッチングサイトには手軽さはあるかもしれませんが、くれぐれも「自己責任」であることを念頭に置いて利用してください。
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NHK「あさイチ」2014年4月8日放送分