第四銀行は、胎内市で建設を進めている県内最大級の風力発電事業に、三井住友と三井住友信託、あおぞらの3行と協調し、総額約62億円を融資する。第四銀の融資枠は10億円で、同行は風力発電で融資契約を結ぶのは初めてといい、再生可能エネルギー関連では最大の融資規模になる。
第四銀は再生可能エネ事業の支援強化の一環で、三井住友銀を主幹事とする風力発電への「シンジケートローン(協調融資)」に参加した。融資先は発電事業会社、JENホールディングス(東京)が全額出資する「胎内ウィンドファーム」(胎内市)。同社は9月に出力約20メガワットの風力発電設備を稼働、売電する。年間に一般家庭約1万1千世帯分の消費電力量を発電する見込み。