【AFP=時事】2013年のクリーンエネルギー投資の前年比増加率は、日本が世界で最も高かったとの調査結果を、米国のピュー慈善財団(Pew Charitable Trusts)が3日発表した。
同財団が毎年実施しているこの調査によると、2013年にクリーンエネルギーへの投資が最も多かったのは前年に続いて中国だったが、投資額は前年比で微減の542億ドル(約5兆6300億円)だった。一方、欧州連合(EU)全体の投資額が急激に減ったことなどで、世界全体の投資額は前年比11%減となり、2年連続で減少した。
その中で日本は例外的で、クリーンエネルギーへの投資額は前年比80%増の286億ドル(約2兆9700億円)だった。そのほぼ全てが太陽エネルギーへの投資だった。日本の2013年のクリーンエネルギーへの投資額は、中国と米国に次ぎ3位だった。
事実上、国内に化石燃料資源がない日本は、2011年の東日本大震災で起きた東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所の事故をきっかけにエネルギー供給源の多様化を進めている。【翻訳編集】 AFPBB News
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140404-00000010-jij_afp-env