公立大学への移行を申請していた長岡造形大学は文部科学省と県から移行が正式に認められ、来月から公立大学として再スタートすることになりました。
長岡造形大学は、デザインを学ぶ大学として長岡市が設置し、学校法人が運営する公設民営の私立大学として平成6年に開学しました。
しかし、少子化などの影響で新入生が定員を下回る状態が続き大学の経営環境が悪化したことから大学は公費で運営が行われる公立大学への移行を申請していました。
長岡市によりますと、今月13日には文部科学省と県から移行が正式に認められ、来月から公立学校として再スタートすることになりました。
これに伴い現在は年間160万円の学費が長岡市の出身者の場合は4割程度の72万円あまりになるということで、公立大学への移行を見越して来年度の志願者は定員の5倍以上に上っていたということです。
大学には新たに「地域協創センター」が設けられ地域の活性化に向け地元の企業やNPO法人との連携を強化するということです。
長岡市の森民夫市長は「地域振興や産業の活性化など市の政策と連携し地域に根ざした大学を目指したい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033071701.html