去年1年間に県内で自殺した人は660人と前の年より40人減り4年連続で前年を下回りましたが自殺死亡率は全国で3番目に高く県や警察は自殺防止の対策を強化することにしています。
新潟県警察本部のまとめによりますと、去年1年間に県内で自殺した人は660人で、前の年より40人、率にして5、7%減り、4年連続で前年を下回りました。
一方で、人口10万人あたりで自殺した人の数を示す自殺死亡率は28、1人で、全国平均の21、4人を上回り全国で3番目に高くなっています。
男女別では、男性が440人と、女性の220人の2倍に上っています。
年代別では、40代から60代、それに80歳以上でいずれも100人を超えていて、特に、働き盛りの40代と80代では前の年より30%以上増えています。
原因別では病気などの健康問題が208人と最も多く、次いで、借金や事業の不振など経済や生活の問題が67人などとなっています。
自殺を予防するため、県などは健康問題や経済問題などにひとつの窓口で相談に応じるなど対策を強化していきたいとしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035958561.html