ライフスタイルからアプローチしていくスローなダイエット。毎日やっている事をちょこっとだけ気をつけて、余計な力を抜いてやってみて、気がつけば「痩せた?」が大正解!野菜をうまく取り入れたダイエット(美活)の習慣を野菜ソムリエが提案していきます。
今日からダイエットをする!と決めた日、あなたはどのような食事をしますか??
様々なダイエット法が流行っては消えてしまう現代ですが、夜はサラダだけ食べる!などのダイエットをして失敗した経験がある方も多いのではないでしょうか。
ダイエットといえば野菜を食べるというのが定番です。ではなぜ失敗してしまうのでしょう?今回はダイエットにおける野菜の考え方をご紹介します。
○「野菜を食べましょう」と言われている最大の理由
人間の身体になくてはならない栄養素のうち特に重要なものとされているのは、炭水化物(ごはん、パン、麺など)たんぱく質(肉、魚、豆・大豆製品・卵)・脂質です。炭水化物と脂質は、体内で燃えて体を動かすエネルギーになり、たんぱく質は筋肉や髪、血液の材料になるからです。そして、その次に重要とされているのは野菜などに多く含まれるビタミン・ミネラルです。直接、エネルギー源や体の材料にはなりませんが、これらを作るには欠かせません。
これを車で例えてみると、ガソリンが炭水化物や脂質、車体がたんぱく質、それらをスムーズに動かすエンジンオイルがビタミン・ミネラルにあたります。エンジンオイルがなくても車は動きますが、そのうち調子が悪くなってしまいます。これが「野菜を食べましょう」と言われている最大の理由です。野菜はあくまでもサポーターです。バランスのよい食事をし、ほかの栄養素と一緒に摂取して初めて効力を発揮すると考えましょう。
○何をどれくらい食べればよい?
バランスのよい食事とは主食(炭水化物)主菜(たんぱく質)副菜(野菜)汁物を組み合わせたスタイルです。どのぐらいの量を食べるのが適量なのかをわかりやすくするために、自分の手の平を参考にして1食分の目安量をご紹介します。
主食:ごはんは握りこぶし1ヶ分が目安です。ご飯以外の炭水化物(パンやパスタ、うどん、そばなど)の場合、はご飯と同量~1.3倍程度。ただし、ダイエット中は加工過程に油分が使われていなく、更に腹持ちの良いごはんがおすすめです。
主菜:厚みも大きさも、指を除く手のひら1枚分が目安です。たんぱく質は偏りがないように摂っていただきたいので、朝は卵や納豆など、昼、夜で魚、肉、豆腐を摂るように心がけると無理なく取り入れられると思います。
副菜:加熱前の量で、両手に山盛りに乗る量が目安です。加熱後であれば片手に乗る量と考えましょう。
このように考えていくと、野菜が不足していると感じる方も多いのではないでしょうか?野菜はビタミン・ミネラル以外にも食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、血糖コントロールをし食べ過ぎ予防に役立つほか、脂肪の吸収を抑制、排便の促進などダイエッターにとってよいことが沢山あります。
つまり野菜のみの摂取はおすすめできませんが、野菜を味方につけることでめぐりのよい体作りができるのです。
ダイエットをしよう!としている方はもちろん、そうでない方も今回の内容を普段の食生活に取り入れ健康美を目指しましょう。