アスパラと聞くと緑色のものを想像しがちですが、アスパラにはホワイトや紫のものなどいくつかの種類が存在しており、その栄養価も様々です。今回はアスパラガスの種類と栄養の違いについてご紹介します。
アスパラガスと聞くと、緑色のアスパラガスを思い浮かべる方が多いかと思いますが、アスパラガスにはホワイトや紫など、いくつかの種類が存在しています。これらアスパラガスの栄養価には、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
今回は、アスパラガスの種類と栄養の違いについてご紹介します。
アスパラガスの種類と栄養素の違いは?
グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスは色こそ違いますが、実は同じ品種なのです。日光をたくさん浴びて育った品種がグリーンアスパラガスで、土の中で育てて日光が当たらないうちに収穫されたものがホワイトアスパラガスです。
その他にも、流通量が少なく滅多にお目にかかることのない紫アスパラガスや、主にフランスから輸入されるアスペルジュ・ソバージュや、グリーンアスパラガスを若いうちに収穫したミニアスパラガスなどの種類があります。
■グリーンアスパラガス
太陽の光を浴びて育ったグリーンアスパラガスは、その栄養価も豊富。身体の免疫力を高めて肌荒れを防ぐβ-カロテン、疲労回復に役立ち肌の新陳代謝を促進するビタミンB1とB2。さらに肌のキメを整え、しみやシワを予防するビタミンCやビタミンEなどが含まれています。
さらに、グリーンアスパラガスに含まれるムチンという成分には、血液の流れを良くし、胃の粘膜を保護する働きがあり、アスパラギン酸には疲労を回復する作用があります。
■ホワイトアスパラガス
グリーンアスパラガスと比較すると栄養価は非常に落ちますが、抗酸化作用のあるポリフェノールに関して言えば、グリーンアスパラガスの約1.5倍の量が含まれているのだそうです。
■紫アスパラガス
紫アスパラガスは、グリーンアスパラガスと品種が異なり、比較するとビタミンCが多く含まれています。さらに、紫色の成分であるアントシアニンには目の疲れを改善するだけでなく、抗酸化作用によって肌の老化を防止する働きがあります。
用途に合わせて選びましょう
アスパラガスにはそれぞれの味や食感に特徴があり、グリーンアスパラガスはシャキシャキ感、ホワイトアスパラガスはやわらかな食感、紫アスパラガスは甘味が強く歯ごたえもあることから、生のままサラダなどに用いられます。
栄養はもちろんですが、種類の違いを楽しみながら用途に合わせて選んでみてはいかがでしょうか?